1.2.3 複数様式の帳票(複数の様式・出力用データを組み合わせた形式)
複数の様式(帳票ファイル)や出力用データを1セットにまとめて出力する帳票を,複数様式の帳票といいます。
複数の様式を組み合わせて出力したい場合,複数様式の帳票を使用します。複数様式の帳票では,帳票の様式と出力用データを対応づけることでまとめて出力できます。
複数の様式,および出力用データを組み合わせた帳票例を次に示します。
(1) データの貼り付け(複数様式の帳票)
この帳票では,次の2種類のデータを使用しています。
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従業員勤務歴カード[ I ]用のデータ
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従業員勤務歴カード[ II ]用のデータ
EURでは,読み込んだデータの項目をアイテムとして帳票のレイアウト上に直接貼り付けます。
従業員勤務歴カード[ I ]用のデータと,帳票に貼り付けたデータとの関係を次の図に示します。
従業員勤務歴カード[ II ]用のデータと,帳票に貼り付けたデータとの関係を次の図に示します。
(2) 帳票で使用している機能(複数様式の帳票)
EURでは,直接貼り付けたデータ以外に,文字アイテム,線アイテム,および図形アイテムを配置して帳票を装飾します。また,この帳票では,日付をさまざまな形式で表しています。
複数様式の帳票で使用している機能について,次の図に示します。
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角丸四角アイテムの配置:角丸四角アイテムを配置して,帳票を修飾します。
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文字アイテムの配置:角丸四角アイテムの上に白色の文字を配置して,帳票のタイトルを目立たせます。
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表の罫線の作成:線アイテムで表の罫線を作成します。
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図形アイテムの配置:表の項目名を表す欄に図形アイテム(四角アイテム)を配置し,背景色を設定して色分けします。
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日付アイテムの定義:日付アイテムの年月日を「年」,「月」および「日」で区切るように定義します。
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印刷日付アイテムの定義:印刷日付アイテムの前に「出力日付:」を付加し,年月日を「/」で区切るように定義します。
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日付アイテムの定義:日付アイテムのあとに全角空白および「〜」を付加し,年月日をピリオドで区切るように定義します。
(3) 出力方法(複数様式の帳票)
この帳票は,次の図のように帳票ファイルを切り替えて出力します。
出力方法の詳細については,マニュアル「EUR 帳票出力 EUR Designer/EUR Viewer編」および「EUR 帳票出力 機能解説 EUR Server編」を参照してください。
また,複数様式の帳票出力を画面上で簡単に定義することもできます。詳細は「9. 複数様式の帳票の出力定義をツールで作成する」を参照してください。