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JP1 Version 13 JP1/IT Desktop Management 2 - Agent(UNIX(R)用)


5.7.1 LANGおよびTZを設定するファイル

言語環境を設定する場合は、次に示すファイルでLANGおよびTZを設定してください。

OSの定義ファイル

システム起動時にJP1/IT Desktop Management 2 - Agentを自動起動した場合に出力されるメッセージに影響します。JP1/IT Desktop Management 2 - Agentの自動起動の設定については「5.9 システムファイルの設定」を参照してください。

基本機能の設定ファイルの「WatchTimeofOrders」を設定して指令を実行した場合は、OSの定義ファイルのLANGおよびTZの設定が有効になります。上位の配布管理システムまたは中継システムからの起動要求によって指令を実行した場合は、動作環境設定ファイルのLANGおよびTZの設定が有効になります。

定義するファイルはOSごとに異なります。各OSの定義ファイルを次に示します。

  • HP-UXの場合

    /etc/rc.config.d/任意のファイル名

  • Solarisの場合

    /etc/default/init

  • AIXの場合

    /etc/environment

  • Linuxの場合

【Red Hat Enterprise Linux Server 6以前、CentOS 6およびOracle Linux 6の場合】
/etc/init.d/functions
【Red Hat Enterprise Linux Server 7以降、CentOS 7以降およびOracle Linux 7以降の場合】

自動起動だけに影響を与える定義ファイルはありません。

以下によってOS全体の環境変数LANGおよびTZを変更してください。

  • LANGの場合:/etc/locale.confの編集

  • TZの場合:timedatectlコマンド

OS全体の環境変数を変更する以外に、JP1/IT Desktop Management 2 - Agentの自動起動スクリプト(/etc/rc.d/init.d/jp1netmdmw)に設定することもできます。

その場合、JP1/IT Desktop Management 2 - Agentを上書きインストールまたはバージョンアップインストールした場合に設定が元に戻りますのでご注意ください。

定義ファイルはOSのバージョンによって異なる場合がありますので、各OSの該当するマニュアルで確認してください。

なお、環境変数LANGおよびTZ以外の、JP1/IT Desktop Management 2 - Agentの動作に必要な環境変数をOSの定義ファイルに定義すると、ユーザ組み込み前処理、ユーザ組み込み後処理に引き継げます。

ユーザのホームディレクトリ下の.profile

ログインしたユーザがコマンドを実行した場合に出力されるメッセージに影響します。

rdsrfコマンドの-aオプションを実行して、自クライアントWSあての配布指令が中継システムにあるかどうかを、設定ファイル「WatchTimeofOrders」を設定して監視する場合、その指令を実行するときに出力されるメッセージにも影響します。

動作環境設定用ファイル

上位の配布管理システムまたは中継システムからの起動要求によって、指令を実行した場合に出力されるメッセージに影響します。

動作環境設定用ファイルの設定内容については、「5.8 動作環境設定用ファイルの設定」を参照してください。