17.14 ioutils exportpolicy(セキュリティポリシーの設定のエクスポート)
機能
セキュリティポリシーの設定情報を、指定したファイルにエクスポートします。
複数のJP1/IT Desktop Management 2システムを構築している場合、このコマンドを利用することで、ある管理用サーバで作成したセキュリティポリシーをほかの管理用サーバに流用できます。
なお、このコマンドは、管理用サーバで実行してください。
形式
ioutils△exportpolicy△-export△エクスポートするファイル名△-name△セキュリティポリシー名[△-s]
引数
- -export△エクスポートするファイル名
-
エクスポートするXMLファイル名を、259バイト以内の絶対パスで指定します。
- -name△セキュリティポリシー名
-
エクスポートするセキュリティポリシーの名称を指定します。
- -s
-
エクスポート先に同じ名称のファイルがすでに存在しても、確認しないで上書きします。引数を省略した場合、同じ名称のファイルが存在すると、上書き確認のメッセージを出力し、管理者の応答に応じて出力を中止または上書きします。
格納先
JP1/IT Desktop Management 2のインストール先フォルダ¥mgr¥bin¥
JP1/IT Desktop Management 2が提供するコマンドプロンプトを使用すると、実行ファイルの格納先を指定しないでコマンドを実行できます。
注意事項
-
このコマンドは、管理用サーバのセットアップが完了し、かつ管理用サーバが開始している状態で実行してください。
-
このコマンドは、同時に複数実行できません。
-
このコマンドは、次のコマンドと同時に実行できません。
-
exportdb
-
importdb
-
ioassetsfieldutil export
-
ioassetsfieldutil import
-
ioutils exportasset
-
ioutils exportassetassoc
-
ioutils exportdevice
-
ioutils exportdevicedetail
-
ioutils exportfield
-
ioutils exportfilter
-
ioutils exportoplog
-
ioutils exporttemplate
-
ioutils exportupdategroup
-
ioutils exportupdatelist
-
ioutils importasset
-
ioutils importassetassoc
-
ioutils importexlog
-
ioutils importfield
-
ioutils importfilter
-
ioutils importpolicy
-
ioutils importtemplate
-
ioutils importupdategroup
-
ioutils importupdatelist
-
reorgdb
-
startservice
-
stopservice
-
updatesupportinfo
-
deletenwgroup
-
deletepackage
-
distributelicense
-
-
セキュリティポリシーの使用必須ソフトウェアの自動対策でパッケージを指定している場合、そのセキュリティポリシーはエクスポートできません。
戻り値
ioutils exportpolicyコマンドの戻り値を次の表に示します。
戻り値 |
説明 |
---|---|
0 |
コマンドが正常に終了しました。 |
11 |
コマンドの引数の指定形式に誤りがあります。 |
12 |
指定されたフォルダが不正、ディスク容量が不足、またはフォルダがありません。 |
15 |
ファイル出力時のファイルのアクセスエラー、またはディスク容量が不足しています。 |
31 |
ほかのコマンドを実行中です。 |
51 |
コマンドの実行権限がありません。 |
54 |
管理用サーバがセットアップされていません。 |
75 |
指定されたセキュリティポリシーはありません。 |
85 |
パッケージがあります。 |
101 |
メモリ不足、またはそのほかの要因でコマンド実行に失敗しました。 |
120 |
データベースのアクセスエラーです。 |
150 |
そのほかのエラーでコマンドの実行が中断しました。 |
使用例
セキュリティポリシーの設定情報「開発部用ポリシー」を「C:¥temp¥exportpolicy.xml」にエクスポートする場合のコマンドの使用例を次に示します。
ioutils exportpolicy -export C:¥temp¥exportpolicy.xml -name 開発部用ポリシー -s
関連リンク