6.12 機器情報の関連づけを変更する手順
JP1/IT Desktop Management 2では、機器と資産をBIOSシリアルナンバーで関連づけるため、BIOSシリアルナンバーが同じ値の機器が複数存在する場合は、複数の機器が1つの資産と関連づけられてしまいます。このような場合に、機器と資産を関連づける条件をBIOSシリアルナンバーから、コンピュータのホスト名、UUID、またはホスト識別子に変更することで、複数の機器を別資産として登録できるようにします。
機器情報の関連づけを変更するには:
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設定ファイルを作成します。
設定ファイルの詳細を次に示します。
項目
説明
ファイル名
jdnSetProductNumberPath
格納場所
JP1/IT Desktop Management 2 - Managerのインストール先フォルダ¥mgr¥temp
(デフォルト:C:¥Program Files(x86)¥Hitachi¥jp1itdmm¥mgr¥temp)
読み込み契機
JP1/IT Desktop Management 2のサービス起動時
- 設定ファイルの書き方(機器と資産をホスト名で関連づける場合)
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/SystemInventory/HostName
- 設定ファイルの書き方(機器と資産をUUIDで関連づける場合)
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/SystemInventory/ComputerSystemProduct/UUID
- 設定ファイルの書き方(機器と資産をホスト識別子で関連づける場合)
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NodeID
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管理用サーバを再起動します。
確認方法:
登録済みの機器に対して、[最新の情報を取得する]を実行して、「更新日時」が更新されたことを確認してください。そのあと、資産の[ハードウェア情報]の「資産情報」の「シリアルナンバー」がホスト名、UUID、またはホスト識別子に変更されていることを確認してください。
機器情報の関連づけを元に戻すには:
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設定ファイルを削除します。
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管理用サーバを再起動します。
- 重要
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機器と資産をホスト名で関連づける場合、ホスト名の一意性が確保されていることが前提となります。ホスト名の一意性が確保されていない場合は、複数の機器が1つの資産と関連づけられる可能性があります。
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設定変更を実施した場合でも、登録済みの機器については、すでに関連づけられている資産から別の資産への変更を行いません。管理画面から、資産に関連づけられた機器を手動で変更するか、機器を削除したあとに管理対象機器として再登録してください。
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設定ファイルは大文字・小文字が区別されます。なお、改行はしないでください。設定ファイルに誤りがある場合、機器情報の関連づけは変更されません
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機器と資産を関連づける条件をホスト識別子に変更した場合、OSの再インストールなどによってホスト識別子が変更されると、別の資産として登録されます。
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