1.9.9 機器情報の不審な変更を調査する流れ
組織内では、利用者が勝手にコンピュータにメモリを抜き差ししたり、ソフトウェアをインストール、アンインストールしたりするなど、コンピュータの構成を変更する場合があります。このような機器情報の変更に問題がないかを判断するために、JP1/IT Desktop Management 2で取得した機器情報の変更履歴を確認して、機器情報の不審な変更を調査する流れを次に示します。
- 1.JP1/IT Desktop Management 2の操作画面で機器情報の変更履歴を確認する
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機器画面の[変更履歴]画面で、定期的に機器情報の変更内容を確認します。
- 2.変更履歴の中に不審な変更がないかを判断する
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例えば、次のような確認をして不審な変更かどうかを判断します。
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ハードウェアの部品が変更されている場合:その変更が記載された帳票を確認する。
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インストールソフトウェアの追加や削除があった場合:JP1/IT Desktop Management 2の配布(ITDM互換)画面でタスクを表示させて、そのソフトウェアのインストールやアンインストールが実施されたかを確認する。
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- 3.不審な変更がある場合は、機器の管理責任者に調査を依頼する
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不審な変更がある場合は、機器の管理責任者とその上長に連絡します。管理責任者には、対象の機器の特定や実物の確認などの調査を依頼します。
- 4.機器の管理責任者の調査結果を基に、対策を実施する
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機器の管理責任者の調査結果を基に、変更内容に問題があると判断した場合は、問題に応じた対策を実施します。