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JP1 Version 13 JP1/IT Desktop Management 2 導入・設計ガイド


2.7.13 コントローラからコンピュータへの接続方法

コントローラを直接起動した場合やいったん接続を切断した場合に、コンピュータに接続するにはコントローラで接続先を指定する必要があります。接続先の指定方法には、次の方法があります。

どの方法でも、コンピュータ側で認証情報が設定されている場合は、接続時に認証情報を入力するダイアログが表示されます。この場合、エージェント設定の[リモートコントロールの設定]−[ユーザー認証]に設定された認証情報、または接続先のVNCサーバに設定された認証情報を入力してください。デフォルトエージェント設定では、ユーザーIDが「system」、パスワードが「manager」の認証情報が設定されています。

また、コンピュータ側で接続要求が表示される設定の場合は、要求が拒否されると、コントローラに接続拒否のメッセージが表示されます。

ヒント

1台のコンピュータに、同時に接続できるコントローラの数は255台までです。

ヒント

コンピュータへの接続が拒否されたり、タイムアウトが発生したりした場合は、RFBで再接続を試みます。なお、接続時に、接続先のコンピュータの電源をONにするよう設定されている場合は、接続先のコンピュータの電源OFFによってRFBでの再接続に失敗(タイムアウト)したときに、Wake on LANおよびAMTによって接続先のコンピュータが起動され、再度接続を試みます。

関連リンク

〈この項の構成〉

(1) リモートコントロールに関する利用者のコンピュータ側での操作

リモコンエージェントは、エージェントに含まれるリモートコントロールを受ける側のプログラムです。通常は特別な操作は必要ありませんが、必要に応じてリモートコントロールを拒否したり、接続状況を確認したりできます。また、コントローラからの接続を待つだけではなく、コントローラに接続要求を出すこともできます。

エージェント設定の[リモートコントロールの設定]で自動起動を指定しておくと、エージェント導入済みのコンピュータの起動時に、リモコンエージェントが自動的に起動します。

自動起動を設定していない場合、利用者のコンピュータ側でリモコンエージェントを手動で起動させてください。手動で起動するには、Windowsの[スタート]メニューから[すべてのプログラム]−[JP1_IT Desktop Management 2 - Agent]−[リモコンエージェント]−[リモコンエージェント]を選択してください。

リモコンエージェントが起動すると、タスクバーに[リモコンエージェント]アイコン([図データ])が表示されます。

なお、エージェント設定でアイコンを表示する設定をしていない場合、リモコンエージェントを起動しても、[リモコンエージェント]アイコンおよびステータスウィンドウは表示されません。

ヒント

[図データ]の[リモコンエージェント]アイコンは、コントローラと未接続の状態です。コントローラと接続すると、接続モードに応じてアイコンが変わります。

ヒント

Windows 7およびWindows Server 2008 R2では、タスクバーに[リモコンエージェント]アイコンは表示されません。タスクバーにアイコンを表示したい場合は、コントロールパネルの[デスクトップのカスタマイズ]−[タスクバーのアイコンのカスタマイズ]を選択し、[リモコンエージェント]アイコンの動作を[アイコンと通知を表示]に設定してください。