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JP1 Version 13 JP1/Automatic Job Management System 3 for Cloud Service Applications


7.1.9 [オブジェクト監視定義]画面

[オブジェクト監視定義]画面では,オブジェクト監視定義の詳細表示および編集ができます。

図7‒15 [オブジェクト監視定義]画面

[図データ]

[オブジェクト監視定義]画面の表示項目と入力値制限を次に示します。

定義名

監視定義情報の定義名を入力します。「/定義名」の形式で保存されます。編集時には変更できません。

説明

監視定義情報の説明を入力します。

JP1資源グループ

監視定義情報のJP1資源グループを入力します。

[アウトライン]タブ

右側の定義エリアの各項目について,ツリー形式でアウトラインを表示します。アウトラインの各項目をクリックすると,右側の定義エリアの各項目にジャンプします。

注意事項

右側の定義エリアで隠れている項目をクリックした場合,その項目には移動できません。あらかじめ右側の定義エリアで隠れている項目を開いておいてください。

[変数情報]タブ

右側の定義エリアの各項目で定義した変数情報,およびシステムが予約しているデフォルトで利用可能な変数情報を表示します。

[エクスポート]ボタン

クリックすると表示中の監視情報をサービス連携オブジェクト監視定義ファイル(slobjmondefExport.txt)として出力します。出力先はWebブラウザーで設定されているダウンロードフォルダです。

サービス連携オブジェクト監視定義ファイルの詳細は,「付録G.1 サービス連携オブジェクト監視定義ファイル」を参照してください。

メモ

監視定義の入力中でも,サービス連携オブジェクト監視定義ファイルのエクスポートができます。

[インポート]ボタン

クリックすると画面に反映するサービス連携オブジェクト監視定義ファイルを選択する「開く」ダイアログが表示されます。サービス連携オブジェクト監視定義ファイルを選択すると,[オブジェクト監視定義]画面に反映されます。

インポートできるサービス連携オブジェクト監視定義ファイルの形式の詳細については,「付録G.1 サービス連携オブジェクト監視定義ファイル」を参照してください。

メモ

監視定義の入力中でも,サービス連携オブジェクト監視定義ファイルのインポートができます。

[登録]ボタン

クリックすると[オブジェクト監視定義]画面に入力した内容で監視情報をJP1/AJS3 for Cloud Service Applicationsに登録します。登録が正常に完了すると,[ホーム]画面に移動します。

エラーが発生した場合,エラーのある項目が強調されます。

[戻る]ボタン

何もせず[ホーム]画面に移動します。

項番

表示項目

入力形式

入力値制限

指定要否

仮定値

1

定義名

テキストボックス

1〜30バイトの文字列。

半角英数字,-(ハイフン)および_(アンダーバー)が使用できます。

必須

なし

2

説明

テキストボックス

243バイト以内の文字列。

任意

なし

3

JP1資源グループ

テキストボックス

63バイト以内の文字列。

半角英数字および_(アンダーバー)が使用できます。

任意

JP1_CSA

〈この項の構成〉

(1) パラメーター変数設定

[オブジェクト監視定義]画面の[パラメーター変数設定]について説明します。

図7‒16 [オブジェクト監視定義]画面の[パラメーター変数設定]

[図データ]

[パラメーター変数設定]の表示項目を次に示します。

AJS3 - Viewのカスタム入力項目

追加した変数とAJS3 - Viewのラベル名のリストを表示します。

[追加]ボタン

クリックすると[変数の設定]ダイアログを開きます。最大15個まで追加できます。ダイアログの詳細は,「7.1.9(3) [変数の設定]ダイアログ」を参照してください。

[削除]ボタン

選択した行の変数を削除します。

[編集]ボタン

選択した行の[変数の設定]ダイアログを表示します。ダイアログの詳細は「7.1.9(3) [変数の設定]ダイアログ」を参照してください。

[↑]ボタン

選択した行の変数を1行上に移動します。

[↓]ボタン

選択した行の変数を1行下に移動します。

実行先ホストの環境変数

追加した変数と環境変数名のリストを表示します。

[追加]ボタン

クリックすると[変数の設定]ダイアログを開きます。最大32個まで追加できます。ダイアログの詳細は「7.1.9(3) [変数の設定]ダイアログ」を参照してください。

[削除]ボタン

選択した行の変数を削除します。

[編集]ボタン

選択した行の[変数の設定]ダイアログを表示します。ダイアログの詳細は「7.1.9(3) [変数の設定]ダイアログ」を参照してください。

[↑]ボタン

選択した行の変数を1行上に移動します。

[↓]ボタン

選択した行の変数を1行下に移動します。

(2) 監視処理設定

[オブジェクト監視定義]画面の[監視処理設定]について説明します。

図7‒17 [オブジェクト監視定義]画面の[監視処理設定]

[図データ]

[図データ]

[監視処理設定]の表示項目と入力値制限を次に示します。

(a) 監視処理

■ 実行コマンド設定

コマンドライン

実行するコマンドラインを入力します。

コマンド出力結果(JSON)から切り出す監視情報の設定

実行したコマンドの出力結果から,オブジェクト名,更新監視対象の情報を切り出すためのJMESPathクエリ構文を入力します。

本項目に指定する内容の詳細は「6.2.1(3) クラウドサービス上のオブジェクト情報切り出し処理」を参照してください。

実行時の環境変数

コマンドライン実行時に使用する環境変数を「環境変数名=環境変数の値」の形式で入力します。複数指定する場合は改行して入力してください。

項番

表示項目

入力形式

入力値制限

指定要否

仮定値

1

コマンドライン

テキストボックス

1,023バイト以内の文字列。

タブ文字の指定もできます。

変数の指定ができる入力項目です。

なお,エスケープが必要な箇所には「@CSA(エスケープ対象文字)ASC@」と指定してください。詳細は「4.3.3 クラウドサービス連携情報のコマンドラインのエスケープ」を参照してください。

必須

なし

2

オブジェクト名

テキストボックス

256バイト以内の文字列。

「"(ダブルクォーテーションマーク)」,「'(シングルクォーテーションマーク)」は使用できません。

必須

なし

3

更新監視対象1

テキストボックス

256バイト以内の文字列。

「"(ダブルクォーテーションマーク)」,「'(シングルクォーテーションマーク)」は使用できません。

任意

なし

4

更新監視対象2

テキストボックス

256バイト以内の文字列。

「"(ダブルクォーテーションマーク)」,「'(シングルクォーテーションマーク)」は使用できません。

任意

なし

5

更新監視対象3

テキストボックス

256バイト以内の文字列。

「"(ダブルクォーテーションマーク)」,「'(シングルクォーテーションマーク)」は使用できません。

任意

なし

6

実行時の環境変数

テキストボックス

20,479バイト以内の文字列。

改行は上記の文字列としてカウントされません。

タブ文字の指定もできます。

なお,入力時には27,304文字まで入力できます。

変数の指定ができる入力項目です。

任意

なし

■ 実行結果の判定

[戻り値の判定]−[異常判定条件]

実行コマンドの戻り値の異常判定条件を入力します。

異常時の設定

異常時の動作を,次のどちらかから選択します。

  • 異常終了する

    サービス連携オブジェクト監視ジョブを異常終了します。

  • 監視を継続する

    戻り値の値に限らず,監視を継続します。この項目を選択した場合は[ジョブの戻り値]と[実行結果詳細出力設定]と[ログ出力設定]が非表示となります。

ジョブの戻り値

異常終了時のジョブの戻り値を入力します。

実行結果詳細出力設定

ジョブの異常終了時に実行結果詳細に出力する内容を選択します。

実行したコマンドラインを出力する

実行結果詳細に実行コマンドを出力する場合に選択します。

標準出力内容を出力する

実行結果詳細に実行したコマンドの標準出力を出力する場合に選択します。

標準エラー出力内容を出力する

実行結果詳細に実行したコマンドの標準エラー出力を出力する場合に選択します。

ログ出力設定

ジョブの異常終了時にログに出力する内容を選択します。

標準出力内容を出力する

ログに実行したコマンドの標準出力を出力する場合に選択します。

項番

表示項目

入力形式

入力値制限

指定要否

仮定値

1

ジョブの戻り値

テキストボックス

101〜150の数値。

必須

110

■ トレース情報設定

ログ出力設定

監視間隔ごとにサービス連携オブジェクト監視ジョブログファイルへ出力する内容について設定します。サービス連携監視ジョブログの詳細は,「9.2.7 サービス連携監視ジョブログ」を参照してください。

実行したコマンドラインを出力する

ログに実行したコマンドラインを出力するか選択します。

標準エラー出力内容を出力する

ログに実行したコマンドの標準エラー出力を出力するか選択します。

(b) 引き継ぎ情報の設定

サービス連携オブジェクト監視ジョブ正常終了時に,カスタムイベントジョブの引き継ぎ情報名「OBJECT01」〜「OBJECT10」に対してどのような値を格納するかを入力します。すべての項目で変数の指定ができます。

項番

格納先引き継ぎ情報名

入力形式

入力値制限

指定要否

仮定値

1

OBJECT01

テキストボックス

256バイト以内の文字列。

任意

?CSAONAME?

2

OBJECT02

テキストボックス

256バイト以内の文字列。

任意

なし

3

OBJECT03

テキストボックス

256バイト以内の文字列。

任意

なし

4

OBJECT04

テキストボックス

256バイト以内の文字列。

任意

なし

5

OBJECT05

テキストボックス

256バイト以内の文字列。

任意

なし

6

OBJECT06

テキストボックス

256バイト以内の文字列。

任意

なし

7

OBJECT07

テキストボックス

256バイト以内の文字列。

任意

なし

8

OBJECT08

テキストボックス

256バイト以内の文字列。

任意

なし

9

OBJECT09

テキストボックス

256バイト以内の文字列。

任意

なし

10

OBJECT10

テキストボックス

256バイト以内の文字列。

任意

なし

(3) [変数の設定]ダイアログ

[変数の設定]ダイアログは,[AJS3 - Viewのカスタム入力項目]または[実行先ホストの環境変数]で[追加]ボタンを押して新規追加したり,[編集]ボタンを押して既存の変数を編集したりする場合に表示されるダイアログです。

図7‒18 [AJS3 - Viewのカスタム入力項目]での[変数の設定]ダイアログ

[図データ]

図7‒19 [実行先ホストの環境変数]での[変数の設定]ダイアログ

[図データ]

[変数の設定]ダイアログの表示項目と入力値制限を次に示します。

変数名

[AJS3 - Viewのカスタム入力項目]で起動した場合,JP1/AJS3 - Viewのサービス連携ジョブの詳細定義画面で入力された内容を格納して引き継ぐ情報を設定する変数名を「?CSAOxxxx?」形式で,「xxxx」部分を入力します。[実行先ホストの環境変数]で起動した場合は,サービス連携オブジェクト監視ジョブの実行先ホスト上に設定された環境変数の値を格納して引き継ぐ情報を設定する変数名を入力します。

AJS3-Viewのカスタム入力項目

[AJS3 - Viewのカスタム入力項目]で[追加]ボタンまたは[編集]ボタンをクリックした場合だけ表示されます。

ラベル名

JP1/AJS3 - Viewのサービス連携オブジェクト監視ジョブの詳細定義画面での入力項目のラベル名を入力します。

文字列長

JP1/AJS3 - Viewのサービス連携オブジェクト監視ジョブの詳細定義画面での入力文字列長を入力します。

入力禁止文字

JP1/AJS3 - Viewのサービス連携オブジェクト監視ジョブの詳細定義画面での入力文字列で,禁止する文字列を正規表現で入力します。

使用できる正規表現は.NET Frameworkで使用できる正規表現言語です。詳細については,マイクロソフト社のドキュメントを参照してください。

環境変数名

[実行先ホストの環境変数]で[追加]ボタンまたは[編集]ボタンをクリックした場合だけ表示されます。

変数に格納する対象の環境変数名を入力します。

[OK]ボタン

クリックすると入力した内容で変数を登録します。

[キャンセル]ボタン

何もせず[変数の設定]ダイアログを閉じます。

項番

表示項目

入力形式

入力値制限

指定要否

仮定値

1

変数名

テキストボックス

58バイト以内の文字列。

A〜Z(大文字の英字)および0〜9(アラビア数字)が使用できます。

必須

なし

2

ラベル名

テキストボックス

60バイト以内の文字列。

必須

なし

3

文字列長

テキストボックス

1〜12,000の数値。

必須

12000

4

入力禁止文字

テキストボックス

95バイト以内の文字列。

任意

なし

5

環境変数名

テキストボックス

64バイト以内の文字列。

必須

なし