8.5.4　サービス連携ジョブのトラブルへの対処

〈この項の構成〉

(1)　JP1/AJS3 for Cloud Service Applicationsサーバ上で定義したコマンドの戻り値が想定外の値となる

次の要因が考えられます。

コマンドが存在しない可能性があります。

コマンドがインストールされていない場合，インストールしてください。

コマンドのパスがPATH環境変数に設定されていない場合，設定してください。
ジョブの実行ユーザーにコマンドを実行する権限がない可能性があります。

コマンドを実行する権限がない場合，権限があるユーザーでサービス連携ジョブを実行してください。または，サービス連携ジョブの実行ユーザーで実行できるように，コマンドの実行権限を変更してください。
サービス連携ジョブ実行先ホストがWindowsの場合，コマンドラインが長すぎる可能性があります。

コマンドラインの長さを確認し，8000文字程度になるようにしてください。

JP1/AJS3 for Cloud Service Applicationsサーバ上で定義したコマンドの標準出力，および標準エラー出力のサイズが大きい可能性があります。

syslogを確認し，「ajscsaexec」プロセスがメモリー不足によりカーネルに停止されている場合が該当します。

JP1/AJS3 for Cloud Service Applicationsサーバ上で定義したコマンドの標準出力，および標準エラー出力のサイズの合計は3M程度になることを推奨いたします。サイズが大きくならないようにコマンドラインを指定してください。

JP1/AJS3 for Cloud Service Applicationsサーバ上で定義したコマンドの標準出力，および標準エラー出力が必要ない場合は，/dev/nullに出力するようにコマンドラインに指定することもご検討ください。