Hitachi

JP1 Version 13 JP1/Automatic Job Management System 3 for Cloud Service Applications


8.3.1 採取が必要な資料

〈この項の構成〉

(1) OSのログ情報

次に示すOSのログ情報の採取が必要です。

(a) Windowsの場合

表8‒12 トラブル発生時に採取が必要なOSのログ情報(Windowsの場合)

情報の種類

デフォルトのファイル名

ツールでの採取

Windowsイベントログ

イベントログファイル

Windowsレジストリ情報

hostsファイル

servicesファイル

  • システムフォルダ\system32\drivers\etc\hosts

  • システムフォルダ\system32\drivers\etc\services

マシン構成情報※1

サービス起動されているPP一覧※1

ネットワーク構成情報※1

メモリーダンプ※2

×

クラッシュダンプ※2

×

問題レポート

×

(凡例)

○:資料採取ツールで採取できる。

×:資料採取ツールで採取できない。

注※1

これらの情報を含めたハードウェア環境,ソフトウェア環境,インターネット設定など,コンピュータに関するさまざまな情報が取得されます。

なお,情報採取の終了までに数分掛かることがあります。[システム情報]ダイアログボックスが閉じるまで待ってください。

注※2

Windowsのメモリーダンプやクラッシュダンプを資料採取ツールで取得できません。これらに相当する情報は,トラブルの発生時に手動で採取してください。採取方法については,「8.4.1(1)(c) ダンプファイルを採取する」および「8.4.1(1)(d) 問題レポートを採取する」を参照してください。

(b) Linuxの場合

表8‒13 トラブル発生時に採取が必要なOSのログ情報(Linuxの場合)

情報の種類

デフォルトのファイル名

ツールでの採取

syslog

/var/log/messages*

hostsファイル

servicesファイル

passwdファイル

inittabファイル

/etc/hosts

/etc/services

/etc/passwd

/etc/inittab

各OSのバッチ情報

各OSの共有ライブラリーファイル

プロセス一覧

coreファイル

×

ネットワーク情報

インストール済みの日立製品情報

/etc/.hitachi/pplistd/pplistd

(凡例)

○:資料採取ツールで採取できる。

×:資料採取ツールで採取できない。

(2) JP1の情報

JP1に関する次の情報の採取が必要です。また,接続先のJP1/AJS3 - Managerホスト上のファイルの採取も必要です。

(a) Windowsの場合

表8‒14 トラブル発生時に採取が必要なJP1の情報(Windowsの場合)

情報の種類

デフォルトのフォルダ名

ツールでの採取

ログファイル

JP1/AJS3 for Cloud Service Applicationsのインストール先によって変わります。

JP1/AJS3 for Cloud Service Applicationsをデフォルトのインストール先,「システムドライブ\Windows」フォルダ下,または「システムドライブ\Program Files」フォルダ下にインストールした場合

%ALLUSERSPROFILE%\Hitachi\JP1\JP1_DEFAULT\JP1AJS3CSA\log

JP1/AJS3 for Cloud Service Applicationsを上記以外のフォルダにインストールした場合

JP1/AJS3 for Cloud Service Applicationsのインストールフォルダ\log

設定ファイル

JP1/AJS3 for Cloud Service Applicationsのインストールフォルダ\conf

フォルダのアクセス権限取得

JP1/AJS3 for Cloud Service Applicationsのインストールフォルダ\

統合トレースログフォルダ

システムドライブ\Program Files\hitachi\HNTRLib2

スレッドダンプ

JP1/AJS3 for Cloud Service Applicationsのインストールフォルダ\uCPSB\CC\server\public\ejb\ajs3csa

データベースの情報

(凡例)

○:資料採取ツールで採取できる。

注※

%ALLUSERSPROFILE%」のデフォルトは「システムドライブ\ProgramData」です。

(b) Linuxの場合

表8‒15 トラブル発生時に採取が必要なJP1の情報(Linuxの場合)

情報の種類

デフォルトのフォルダ名

ツールでの採取

ログファイル

/var/opt/jp1ajs3csa/log

設定ファイル

/opt/jp1ajs3csa/conf

フォルダのアクセス権限取得

/opt/jp1ajs3csa

統合トレースログフォルダ

/var/opt/hitachi/HNTRLib2/spool

スレッドダンプ

/opt/jp1ajs3csa/uCPSB/CC/server/public/ejb/ajs3csa

データベースの情報

(凡例)

○:資料採取ツールで採取できる。

重要

情報を採取する場合には,cpコマンドなどではなく,tarコマンドで採取してください。採取ディレクトリの下に,システムファイルがあるため,cpコマンドなどで採取すると,予期しない現象が発生するおそれがあります。

(3) プロセス一覧

(a) Windowsの場合

Windowsの[タスクマネージャ]ウィンドウの[プロセス]タブで,プロセスの動作状態を確認します。

JP1/AJS3のプロセスについては,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 トラブルシューティング」にあるプロセス一覧の説明を参照してください。

(b) Linuxの場合

psコマンドでプロセスの動作状態を確認します。

JP1/AJS3のプロセスについては,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 トラブルシューティング」にあるプロセス一覧の説明を参照してください。

(4) オペレーション内容

トラブル発生時のオペレーション内容について次に示す情報が必要です。

(5) 画面上のエラー情報

次に示すハードコピーを採取してください。

(6) その他の情報

上記の(1)〜(5)以外で必要な情報を次に示します。