Hitachi

JP1 Version 13 JP1/Automatic Job Management System 3 for Cloud Service Applications


8.2.1 アプリケーションサーバ共通ログ

アプリケーションサーバの起動および停止時のログを出力します。

アプリケーションサーバ共通ログの出力形式を次に示します。

OS情報△ホスト名△タイムゾーン△ログ機能起動時刻
番号△日付△時刻△製品識別名△プロセスID△スレッドID△メッセージID△メッセージテキスト
 :
(凡例)

△:空白文字

出力項目の詳細を次に示します。

OS情報

ログ機能が起動しているOSの情報が出力されます。

ホスト名

ログ機能が起動しているホスト名が出力されます。

タイムゾーン

OSのタイムゾーンが出力されます。

ログ機能起動時刻

ログ機能が起動した時刻が出力されます。

番号

アプリケーションサーバ共通ログの通し番号が4桁で出力されます。

日付および時刻

アプリケーションサーバ共通ログの取得日付および時刻が出力されます。

製品識別名

製品を識別する名称が出力されます。

プロセスID

プロセスIDが16進数で出力されます。

スレッドID

スレッドを識別するためのIDが16進数で出力されます。

メッセージID

メッセージIDが出力されます。メッセージの詳細は「9. メッセージ」を参照してください。

メッセージテキスト

メッセージIDに対応するメッセージテキストが出力されます。メッセージの詳細は「9. メッセージ」を参照してください。

アプリケーションサーバ共通ログの出力例を次に示します。

**** Microsoft WindowsNT6.1(Build:7601) Service Pack 3 host1 TZ=(local)-9:00 2022/04/07 11:03:20.713
0001 2022/04/22 11:40:41.763   AJS3forCSA  00001AFC 0000144C KNBB3001-I  CSA Web Application Serverサービスの起動処理を開始します
 :
注意事項

ログファイルは,ラップアラウンドしてファイルを切り替える場合に,ラップアラウンド前のファイルを削除しません。ファイルの先頭からログを上書き出力します。ラップアラウンドの前後を判別するため,最新のログの末尾には,次の文字列(終端識別子)を出力します。

----------< End of Data >----------

直前のログの末尾に出力された終端識別子を削除し,ログを出力したあと,再度終端識別子を出力します。このため,ログファイルを参照する場合は,次の点に注意してください。

  • 最新のログを確認するには,終端識別子より前のログを確認してください。終端識別子よりあとのログは,ラップアラウンド前に出力されたログです。

  • ラップアラウンドするタイミングによって,一つのログファイルに,二つ以上の終端識別子が残ることがあります。その場合,ファイルの先頭から数えて一つ目の終端識別子が,有効な終端識別子です。