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JP1 Version 13 JP1/Automatic Job Management System 3 for Cloud Service Applications


5.2.4 サービス連携ジョブの強制終了

サービス連携ジョブを強制終了させた場合,および打ち切り時間に到達した場合の動作を次の表に示します。

表5‒1 サービス連携ジョブを強制終了させた場合の動作

対象

状態

マネージャー

スケジューラーサービス上のジョブ

サービス連携ジョブの状態が「強制終了」となります。

実行先

(エージェント)

サービス連携ジョブ

サービス連携ジョブ実行プログラムのプロセスが強制終了されます。

コマンド

コマンドプロセスは実行を続けます。

連携先のクラウドサービス

サービス連携ジョブが強制終了される前の状態となります。

強制終了のタイミングによっては,連携先のクラウドサービスへの要求の状態が不明となります。このため,ジョブ実行先でのジョブの実行状況,および連携先のクラウドサービスの状況を確認し,必要に応じて対処してください。

対処方法について説明します。

サービス連携ジョブ実行ホストでの対処

ジョブ実行先ホストに不要なファイルなどがある場合,必要に応じて削除してください。

また,サービス連携ジョブが実行したコマンドが実行中のまま残っているおそれがあるため,ジョブ実行先ホストでコマンドの実行状況を次に示す手順で確認し,コマンドを強制終了してください。

  1. サービス連携ジョブの実行プログラムのログからコマンドのプロセスIDを確認

  2. OSのコマンド等でプロセスIDと実行ファイル名からコマンドの実行状況を確認

連携先のクラウドサービスへの対処

サーバレスアプリケーションなどが実行中となるおそれがあるため,必要に応じて該当のクラウドサービスに対して停止操作をしてください。

連携先のクラウドサービスの状況を確認する方法は,「8.5.3 ジョブと連携先のクラウドサービスの障害対応」を参照してください。

注意事項

連携先のクラウドサービスや,サービス連携実行定義に定義したコマンドが停止していない状態で,かつ多重実行を許可していない場合,強制終了,または打ち切り時間に到達したサービス連携ジョブを再実行すると,すぐに実行されない,またはエラーになる場合があります。

連携先のクラウドサービスや,コマンドを停止してから,サービス連携ジョブを再実行してください。