15.2.2 [ダッシュボード]画面
[ダッシュボード]画面では,ユニットの監視や保留属性の設定ができます。[リスト]タブをクリックすると,[リスト]画面が表示されます。
[ダッシュボード]画面は,JP1/IM2の[統合オペレーション・ビューアー]画面などからも起動できます。
[ダッシュボード]画面を次の図に示します。
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自動更新を[ON]に設定すると,設定した時点から10分間隔で[ダッシュボード]画面の表示が更新されます。なお,自動更新の間隔は,[設定]ダイアログボックスで変更できます。
[ダッシュボード]画面には,設定した監視対象の数だけ,監視対象表示エリアを表示します。監視対象は,[表示追加]ボタンをクリックすると表示される[監視対象設定]ダイアログボックスで設定できます。[監視対象設定]ダイアログボックスについては,「15.2.11 [監視対象設定]ダイアログボックス」を参照してください。
なお,監視対象はデフォルトで五つまで設定できます。監視対象の最大数は,環境設定ファイル(ajs3web.conf)で変更できます。環境設定ファイル(ajs3web.conf)の詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド 3.4.3 環境設定ファイル(ajs3web.conf)の設定項目の詳細」(Windowsの場合),またはマニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド 13.3.3 環境設定ファイル(ajs3web.conf)の設定項目の詳細」(Linuxの場合)を参照してください。
- 監視対象表示エリア
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監視対象表示エリアには,大きく分けてルートジョブネットの状態エリアと詳細情報エリアの二つのエリアがあります。なお,それぞれのエリアは折りたたんで表示できます。折りたたみ時の表示項目は,[設定]ダイアログボックスから設定できます。
折りたたみ時のエリアを次の図に示します。
図15‒3 折りたたみ時の監視対象表示エリア - ルートジョブネットの状態エリア
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[監視対象設定]ダイアログボックスで設定した監視対象日の監視対象ユニットの,実行進捗度やユニットの状態別件数などを確認できます。
ルートジョブネットの状態エリアには,次の二つの情報が表示されます。
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登録したルートジョブネットの実行進捗度と状態別件数
状態を表すアイコン(ルートジョブネット状態アイコン)をクリックして選択すると,詳細情報エリアの監視対象ユニットを,選択した状態のルートジョブネットだけに絞り込んで表示できます。
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全ユニット(ルートジョブネットを含むジョブネットおよびジョブ)単位の実行進捗度と状態別件数
状態を表すアイコン(ユニット状態アイコン)をクリックして選択すると,詳細情報エリアの監視対象ユニットを,選択した状態のユニットだけに絞り込んで表示できます。
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- 詳細情報エリア
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監視対象ユニットの実行状況を表示・確認できます。
開始日時および終了日時は,実行シミュレーション※から算出した日時です。
- 注※
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一度も実行されていないジョブネットの場合,所要時間1,200秒でシミュレートします。
実行状況は,状態を表示する[リスト]タブと,実行スケジュールを表示する[チャート]タブを切り替えて表示できます。
- [リスト]タブ
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ユニットの状態や開始日時などを一覧で確認できます。
ルートジョブネットの状態エリアでルートジョブネット状態アイコン,またはユニット状態アイコンをクリックすると,選択した状態のユニットに絞り込んで表示できます。
[リスト]タブを次の図に示します。
図15‒4 [リスト]タブ ユニットを選択してから上部のボタンをクリックすると,選択したユニットを操作できます。ボタンと操作の一覧を次の表に示します。
表15‒1 [リスト]タブのボタンと操作の一覧 項番
ボタン
操作
1
[保留設定]※
ユニットに保留を設定できます。
2
[保留解除]※
ユニットの保留を解除できます。
3
[モニタ]
[モニタ]ダイアログボックスが表示されます。
4
[マンスリー]
[マンスリースケジュール]画面が表示されます。
- 注※
-
ジョブポータルの操作制限機能を有効にしている場合,操作を許可されたユーザーがログインしたときだけ表示されます。
- [チャート]タブ
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ルートジョブネットの実行スケジュールを確認できます。
実行スケジュールは,基準時刻から24時間の範囲で表示されます。一つの監視対象の中に基準時刻が異なるルートジョブネットが存在する場合は,[基準時刻]のドロップダウンリストで基準時刻を選択でき,選択した基準時刻から24時間の範囲を表示します。また,ルートジョブネットごとの監視対象外の時間帯は灰色で表示されます。
ルートジョブネットの状態エリアでルートジョブネット状態アイコンをクリックすると,選択した状態のルートジョブネットに絞り込んで表示できます。
[チャート]タブを次の図に示します。
図15‒5 [チャート]タブ ユニットを選択してから上部のボタンをクリックすると,選択したユニットを操作できます。ボタンと操作の一覧を次の表に示します。
表15‒2 [チャート]タブのボタンと操作の一覧 項番
ボタン
操作
1
[モニタ]
[モニタ]ダイアログボックスが表示されます。
選択したユニットに状態を確認できる世代が複数ある場合は,[世代選択]ダイアログボックスが表示され,[モニタ]ダイアログボックスで表示したい世代を選択できます。
2
[マンスリー]
[マンスリースケジュール]画面が表示され,ユニットの実行スケジュールを月単位で確認できます。
- 注意事項
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詳細情報エリアで[チャート]タブを表示している場合,ユニット状態アイコンは選択できません。
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詳細情報エリアで[リスト]タブを表示していて,ユニット状態アイコンを選択している場合,[チャート]タブに表示を切り替えるとユニット状態アイコンの選択は解除されます。
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基準時刻が異なるジョブグループをまとめて監視している場合,[ダッシュボード]画面を表示したまま基準時刻を超えるたびに,監視対象表示エリアの左上に警告のアイコンが表示されます。このアイコンをクリックすると,メッセージKNAK2409-Qが表示されます。なお,[設定]ダイアログボックスで,[ダッシュボード]画面を表示中に基準時刻を超えた場合の,監視年月日の更新動作を指定できます。確認メッセージを表示して選択するか,確認メッセージを表示しないで更新するかを選択できます。
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JP1/IM2から[ダッシュボード]画面を起動する際に,表示対象のユニットや世代がない場合は,[ダッシュボード]画面が表示されません。
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[ダッシュボード]画面を表示したまま,一定時間操作や更新をしなかった場合,セッションタイムアウトが発生します。セッションタイムアウトが発生すると,エラーメッセージが表示され,Webブラウザーが閉じます。ジョブポータルのセッションタイムアウト時間は,環境設定ファイル(ajs3web.conf)の設定で指定できます。デフォルト値は15分です。環境設定ファイル(ajs3web.conf)の詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド 3.4.3 環境設定ファイル(ajs3web.conf)の設定項目の詳細」(Windowsの場合),またはマニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド 13.3.3 環境設定ファイル(ajs3web.conf)の設定項目の詳細」(Linuxの場合)を参照してください。
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[ダッシュボード]画面で[ログアウト]ボタンまたは[閉じる]ボタンをクリックしたり,セッション無効エラーなどのWebブラウザーのクローズ処理を伴うエラーが発生したりしても,Webブラウザーは閉じないでログイン画面が表示されます。
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[ダッシュボード]画面起動時にエラーが発生すると,ログイン画面が表示されない場合があります。この場合は,Webブラウザーを手動で閉じてください。
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[設定]ダイアログボックスで長時間利用時の動作を設定すると,[ダッシュボード]画面で確認メッセージを表示しないでリロードすることができます。リロード前後で同様の画面表示とするためには,次の設定をしておいてください。
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[設定]ダイアログボックスの[初期画面表示]で,[ダッシュボード]画面を指定する。
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[設定]ダイアログボックスの,初期表示の折りたたみ状態の設定で,長時間監視したい状態を指定する。
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Web Consoleを表示するWebブラウザーのスクロールバーを,非表示または初期位置にする。
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[設定]ダイアログボックスのダッシュボードの設定で,[基準時刻を超えた場合の監視年月日の更新動作]で[確認メッセージを表示せずに更新する]を選択する。
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- [ダッシュボード]画面から表示される画面一覧
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項番
画面名
参照先
1
[マンスリースケジュール]画面
2
[モニタ]ダイアログボックス
3
[監視対象設定]ダイアログボックス
4
[世代選択]ダイアログボックス
5
[設定]ダイアログボックス
6
[操作許可設定の適用]ダイアログボックス