9.1.1 データベース領域の解析
ajsembdbstatusコマンドを実行して,データベースの状態を確認します。
ajsembdbstatusコマンドを使って解析した結果,空きセグメントが少なく空きページが多い場合,データベースをメンテナンスしてください。
ajsembdbstatusコマンドについては,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 コマンドリファレンス 3. 通常の運用で使用するコマンド ajsembdbstatus」を参照してください。
データベースに無効領域が大量に発生している状態で,ajsembdbreclaimコマンドを実行した場合,システムログを大量に使用することがあります。メンテナンスを長期間実施していないことによって,無効領域が大量に発生している場合,ajsembdbreclaimコマンドの実行に必要なシステムログの容量を見積もってください。必要なシステムログの容量は,各テーブルおよびインデクスを次の計算式で見積もって最大となる値です。計算式に必要な項目は,ajsembdbstatusコマンドに-dbおよび-dオプションを指定して実行することで,確認できます。
((Collect On Segment) + (Collect Prearranged Page※)/10)* 0.004(単位:メガバイト)
- 注※
-
AJSJINFテーブル以外のテーブルの場合は,「Base row segment」の「Collect Prearranged Page」の値を代入してください。
AJSJINFテーブルの場合は,「Base row segment」と「BINARY segment」の「Collect Prearranged Page」の値を加算してから代入してください。なお,AJSJINFテーブルはバックアップ強化機能が有効な場合だけ存在するテーブルです。
必要なシステムログの容量を見積もった結果,システムログが不足する場合には,ajsembdbaddlogコマンドでシステムログを追加して,ajsembdbreclaimコマンドを実行してください。
ajsembdbaddlogコマンドについては,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 コマンドリファレンス 3. 通常の運用で使用するコマンド ajsembdbaddlog」を参照してください。
ajsembdbreclaimコマンドについては,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 コマンドリファレンス 3. 通常の運用で使用するコマンド ajsembdbreclaim」を参照してください。「Collect On Segment」,「Collect Prearranged Page」および「Collect On Page」については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 コマンドリファレンス 3. 通常の運用で使用するコマンド ajsembdbstatus」を参照してください。