7.5.2 スケジューラーサービスを停止する
スケジューラーサービスだけを停止させる場合は,jajs_spmd_stopコマンドまたはajsstopコマンドを使用します。これらのコマンドを使用すると,JP1/AJS3サービスが起動したまま,スケジューラーサービスだけが停止します。
スケジューラーサービスの停止時に,ajsstopコマンドのオプションでジョブネットやジョブの実行を,次のように制限して安全に停止させることができます。
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スケジュール制限
コマンドを実行した日に実行が予定されているジョブネットの実行がすべて終了したあと,スケジューラーサービスを終了します。スケジュール制限中もジョブネットの実行登録は受け付けますが,スケジュール制限中に翌日になった場合,翌日分のジョブネットは起動されません。
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コマンドを実行したときに実行中のジョブネットがすべて終了したあと,スケジューラーサービスを終了します。ジョブネット制限中は,新たなルートジョブネットは起動されません。また,ジョブネットの即時実行登録はできません。
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コマンドを実行したときに実行中のジョブがすべて終了したあと,スケジューラーサービスを終了します。ジョブ制限中は,新たなジョブは起動されないで,実行中のジョブネットは中断されます。ジョブ異常終了時の自動リトライも行われません。また,ジョブネットの即時実行登録はできません。
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コマンドを実行した時点で,スケジューラーサービスを終了します。スケジューラーサービス終了時に実行中のジョブネットはすべて強制終了します。ジョブ異常終了時の自動リトライも行われません。
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コマンドを実行した時点で,スケジューラーサービスを終了します。ただし,スケジューラーサービス終了時に実行中のジョブは実行を継続します。
jajs_spmd_stopコマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 コマンドリファレンス 3. 通常の運用で使用するコマンド jajs_spmd_stop」を参照してください。
高度なオプションを指定してスケジューラーサービスを停止する場合は,ajsstopコマンドを使用してください。ajsstopコマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 コマンドリファレンス 3. 通常の運用で使用するコマンド ajsstop」を参照してください。