2.3.5 JP1/AJS3 - Agentの設定情報のリカバリー
バックアップしたJP1/AJS3 - Agentの設定情報をリカバリーする場合に,必要な作業を次に示します。
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JP1/AJS3のセットアップ
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定義ファイルのリカバリー
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JP1/AJS3の起動(コールドスタート)
次に,バックアップしたJP1/AJS3 - Agentの設定情報をリカバリーするときに必要な作業について説明します。
(1) JP1/AJS3のセットアップ
ディスク障害などでJP1の環境が壊れた場合,まずJP1/Baseをインストールし,JP1/Baseをセットアップしてから,JP1/AJS3シリーズプログラムをインストールしてください。JP1/AJS3 - Agentのセットアップについては,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド 3.2.2 JP1/AJS3 - Agentのセットアップ」(Windowsの場合)またはマニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド 13.2.2 JP1/AJS3 - Agentのセットアップ」(UNIXの場合)を参照してください。
なお,次の(2)の手順でJP1/AJS3 - Agentの共通定義情報をまとめてリカバリーする場合は,上記マニュアルのセットアップ手順で共通定義情報(環境設定パラメーター)をjajs_configコマンドまたはjbssetcnfコマンドで個別に設定する作業は不要です。ただし,クラスタ環境のセットアップ時に実行系の共通定義情報を待機系にコピーする手順は必要です。
(2) JP1/AJS3 - Agentの共通定義情報のリカバリー
(a) 物理ホスト環境
次のコマンドを実行してJP1/AJS3 - Agentの物理ホスト環境の共通定義情報をリカバリーします。jbssetcnfコマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Base 運用ガイド」を参照してください。
jbssetcnf JP1AJS2の退避ファイル jbssetcnf JP1NBQAGENTの退避ファイル jbssetcnf JP1NBQCLIENTの退避ファイル jbssetcnf JP1NBQNOTIFYの退避ファイル jbssetcnf JP1AOMAGENTの退避ファイル jbssetcnf JP1AJS2COMMONの退避ファイル※1 jbssetcnf JP1QLAGENTの退避ファイル※2
- 注※1
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jajs_configコマンドまたはjbssetcnfコマンドで[{JP1_DEFAULT|論理ホスト名}\JP1AJS2COMMON]配下の環境設定パラメーターを追加している場合は定義キーがあります。バックアップを実施してください。環境設定パラメーターについては,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド 20.11.1 JP1/AJS3共通情報の環境設定パラメーター一覧」を参照してください。
- 注※2
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キューレスジョブ実行環境をセットアップしている場合は定義キーがあるため,リカバリーを実施してください。
(b) 論理ホスト環境
次のコマンドを実行してJP1/AJS3 - Agentの論理ホスト環境の共通定義情報をリカバリーします。jbssetcnfコマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Base 運用ガイド」を参照してください。
jbssetcnf 論理ホストのJP1AJS2の退避ファイル jbssetcnf 論理ホストのJP1NBQAGENTの退避ファイル jbssetcnf 論理ホストのJP1NBQCLIENTの退避ファイル jbssetcnf 論理ホストのJP1NBQNOTIFYの退避ファイル jbssetcnf 論理ホストのJP1AOMAGENTの退避ファイル jbssetcnf 論理ホストのJP1AJS2COMMONの退避ファイル※1 jbssetcnf 論理ホストのJP1QLAGENTの退避ファイル※2
- 注※1
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jajs_configコマンドまたはjbssetcnfコマンドで[{JP1_DEFAULT|論理ホスト名}\JP1AJS2COMMON]配下の環境設定パラメーターを追加している場合は定義キーがあるため,リカバリーを実施してください。環境設定パラメーターについては,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド 20.11.1 JP1/AJS3共通情報の環境設定パラメーター一覧」を参照してください。
- 注※2
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キューレスジョブ実行環境をセットアップしている場合は定義キーがあるため,リカバリーを実施してください。
(3) 定義ファイルのリカバリー
バックアップしたファイルを,元の位置にリカバリーしてください。
- 注意事項
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リカバリーするには,次の条件を満たしていることを確認してください。
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JP1/Baseがインストール済みであること
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JP1/AJS3がインストール済みであること
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論理ホスト環境をリカバリーする場合は,論理ホスト環境のJP1がセットアップ済みであること
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JP1/BaseとJP1/AJS3が停止していること
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論理ホストの設定ファイルをリカバリーする場合は,共有ディスクがマウントされていること
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(4) JP1/AJS3の起動
リカバリー後は,コールドスタートでJP1/AJS3を起動してください。