2.2.2 JP1/Baseの設定情報のバックアップ
JP1/Baseの設定情報のバックアップとして,JP1/Baseのユーザーが設定する定義ファイルのバックアップがあります。JP1/Baseのユーザーが設定する定義ファイルのバックアップ方法については,マニュアル「JP1/Base 運用ガイド」を参照してください。
なお,JP1/AJS3の共通定義情報を個別に取得する場合は,次の手順でバックアップしてください。
(1) JP1/AJS3 - Managerの共通定義情報
次のコマンドを実行してJP1/AJS3 - Managerの共通定義情報を取得します。
jbsgetcnf [-h 論理ホスト名] -c JP1AJS2 > JP1AJS2の退避ファイル jbsgetcnf [-h 論理ホスト名] -c JP1NBQAGENT > JP1NBQAGENTの退避ファイル jbsgetcnf [-h 論理ホスト名] -c JP1NBQMANAGER > JP1NBQMANAGERの退避ファイル jbsgetcnf [-h 論理ホスト名] -c JP1NBQCLIENT > JP1NBQCLIENTの退避ファイル jbsgetcnf [-h 論理ホスト名] -c JP1NBQNOTIFY > JP1NBQNOTIFYの退避ファイル jbsgetcnf [-h 論理ホスト名] -c JP1AOMMANAGER > JP1AOMMANAGERの退避ファイル jbsgetcnf [-h 論理ホスト名] -c JP1AOMAGENT > JP1AOMAGENTの退避ファイル jbsgetcnf [-h 論理ホスト名] -c JP1AJSMANAGER > JP1AJSMANAGERの退避ファイル jbsgetcnf [-h 論理ホスト名] -c JP1AJS2COMMON > JP1AJS2COMMONの退避ファイル※1 jbsgetcnf [-h 論理ホスト名] -c JP1QLAGENT > JP1QLAGENTの退避ファイル※2 jbsgetcnf [-h 論理ホスト名] -c JP1AJS2CONSOLEMANAGER > JP1AJS2CONSOLEMANAGERの退避ファイル※3 jbsgetcnf -c JP1AJS2CONSOLEAGENT > JP1AJS2CONSOLEAGENTの退避ファイル※3,※4
- 注※1
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jajs_configコマンドまたはjbssetcnfコマンドで[{JP1_DEFAULT|論理ホスト名}\JP1AJS2COMMON]配下の環境設定パラメーターを追加している場合は定義キーがあります。バックアップを実施してください。環境設定パラメーターについては,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド 20.11.1 JP1/AJS3共通情報の環境設定パラメーター一覧」を参照してください。
- 注※2
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キューレスジョブ実行環境をセットアップしている場合は定義キーがあるため,バックアップを実施してください。
- 注※3
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Version 10以前との互換機能として,JP1/AJS3 Console機能を使用している場合は定義キーがあるため,バックアップを実施してください。
- 注※4
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JP1AJS2CONSOLEAGENTは,物理ホストの共通定義情報だけをバックアップしてください。
(2) JP1/AJS3 - Agentの共通定義情報
次のコマンドを実行してJP1/AJS3 - Agentの共通定義情報を取得します。
jbsgetcnf [-h 論理ホスト名] -c JP1AJS2 > JP1AJS2の退避ファイル jbsgetcnf [-h 論理ホスト名] -c JP1NBQAGENT > JP1NBQAGENTの退避ファイル jbsgetcnf [-h 論理ホスト名] -c JP1NBQCLIENT > JP1NBQCLIENTの退避ファイル jbsgetcnf [-h 論理ホスト名] -c JP1NBQNOTIFY > JP1NBQNOTIFYの退避ファイル jbsgetcnf [-h 論理ホスト名] -c JP1AOMAGENT > JP1AOMAGENTの退避ファイル jbsgetcnf [-h 論理ホスト名] -c JP1AJS2COMMON > JP1AJS2COMMONの退避ファイル※1 jbsgetcnf [-h 論理ホスト名] -c JP1QLAGENT > JP1QLAGENTの退避ファイル※2
- 注※1
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jajs_configコマンドまたはjbssetcnfコマンドで[{JP1_DEFAULT|論理ホスト名}\JP1AJS2COMMON]配下の環境設定パラメーターを追加している場合は定義キーがあります。バックアップを実施してください。環境設定パラメーターについては,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド 20.11.1 JP1/AJS3共通情報の環境設定パラメーター一覧」を参照してください。
- 注※2
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キューレスジョブ実行環境をセットアップしている場合は定義キーがあるため,バックアップを実施してください。
(3) バックアップする際の注意事項
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物理ホストと論理ホストの両方の共通定義情報を取得してください。
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論理ホストの共通定義情報を取得する場合は,物理ホストの共通定義情報とは別のファイルに退避してください。この際,退避ファイルの名前が重複しないように注意してください。
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論理ホスト名は大文字と小文字を合わせて指定してください。
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jbsgetcnfコマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Base 運用ガイド」を参照してください。