付録B.5 12-10の変更内容
12-10での変更点をプログラムごとに示します。
(1) JP1/AJS3 - Managerの変更内容
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JP1/AJS3のインストール先の物理ホスト名について,最大32バイトの制限を解除し,最大63バイトで指定できるようにした。
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JP1/AJS3の導入・運用負荷を軽減する次の機能を追加した。
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jajs_dbbackupコマンドを使用した,JP1/AJS3の運用中に組み込みDB単位で一括でバックアップする機能
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jajs_dbrestoreコマンドを使用した,組み込みDB単位で一括でリストアする機能
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新規インストール時の組み込みDBのセットアップを簡略化する機能
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組み込みDBを自動でメンテナンスする機能
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実行エージェントとの通信障害を早期に検知し,正常稼働している実行エージェントのジョブの状態遷移の遅延を軽減する機能を追加した。
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ジョブ実行の運用停止につながるような要因を早期発見するため,次の項目を事前に監視・通知する機能を追加した。
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キューイングおよび実行中状態のジョブ数
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起動条件待ちの実行世代数
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イベント・アクション制御マネージャーが管理する未通知情報の件数
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起動条件付きジョブネットの世代の滞留や監視中の世代が複数あることをメッセージ出力する機能,およびスケジューラーサービスの起動処理を改善する機能を追加した。
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Web GUIについて,次の機能を追加した。
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[監視対象設定]ダイアログボックスで,設定する監視対象ユニットを複数のジョブグループから選択できる機能
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[ダッシュボード]画面で,異なるジョブグループにあるジョブネットを一括監視できる機能
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[ダッシュボード]画面の監視対象表示エリアを折りたたんで表示する機能
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JP1/IM2との連携を強化した。
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Web GUIで,Google Chromeをサポート対象とした。
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Windows Server 2019をサポート対象とした。
(2) JP1/AJS3 - Agentの変更内容
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JP1/AJS3のインストール先の物理ホスト名について,最大32バイトの制限を解除し,最大63バイトで指定できるようにした。
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Windows Server 2019をサポート対象とした。
(3) JP1/AJS3 - Viewの変更内容
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JP1/AJS3 - ViewでJP1ユーザーのパスワードを変更できるようにする機能で,JP1/Baseのパスワードポリシーの変更に対応した。
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Windows Server 2019をサポート対象とした。