5.5.9 LUNの再認識
機能
追加または削除したLUをVMware vSphere ESXiに認識させます。
この部品が前提とするサーバを次に示します。
・vCenterサーバ
VMware vCenter Serverがインストールされているサーバです。
・ESXサーバ
VMware vSphere ESXiがインストールされているサーバです。
・vCenter操作サーバ(実行対象サーバ)
VMware vSphere PowerCLIがインストールされているサーバです。JP1/AOによってこのサーバに部品が転送され,実行されます。
利用場面
仮想サーバ運用の中で,仮想サーバのデータ格納用LUを作成・削除したことをVMware vSphere ESXiに認識させる際に使用できます。
関連する部品を次に記載します。
・storageCreateLU2
・storageAddHostgroupLU
・vsphereGetCanonicalName
・vsphereCreateDatastore
前提条件
【実行対象システム内前提製品】/【実行対象サーバ内前提製品】/【実行対象サーバ内前提製品の稼働OS】の最新のサポート状況については,リリースノートを参照してください。
また、OSおよび製品について略称を用いています。対象とするOSおよび製品については「はじめに」を参照してください。
【実行対象システム内前提製品】
(1)vCenterサーバの前提製品
・VMware vCenter Server
(2)ESXサーバの前提製品
・VMware vSphere ESXi
【実行対象システム内前提製品の使用条件】
(1)VMware vSphere ESXiがVMware vCenter Serverで管理されていること。
【実行対象サーバ内前提製品】
・VMware PowerCLI
【実行対象サーバ内前提製品の稼働OS】
・Windows Server
実行権限
(1)VMware vCenter Serverに接続するユーザーに,次の権限が必要です。
対象とするESXサーバに対して「ホスト−構成−ストレージ パーティション構成」の権限を持つロール,またはシステム管理者ロール
バージョン
04.00.00
部品のタグ
Gather VM information,VMware vSphere
タスクログに表示される部品の名称
vsphereRecognizeLU
戻り値
|
戻り値 |
説明 |
|---|---|
|
0 |
正常 |
|
21 |
異常(環境不正) コマンドが見つからない(部品スクリプトでエラーを検知) |
|
23 |
異常(環境不正) 前提環境不正 |
|
27 |
異常(エラー内容はタスクログで確認) |
|
41 |
異常(部品内でエラーを検知) プロパティ未入力(部品スクリプトでエラーを検知) |
プロパティ一覧
プロパティ一覧を次の表に示します。
|
プロパティキー |
プロパティ名 |
説明 |
デフォルト値 |
入出力種別 |
必須区分 |
|---|---|---|---|---|---|
|
VMware.vCenterServerName |
vCenterサーバ名 |
VMware vCenter Serverのホスト名,またはIPアドレスを指定します。IPv6アドレスには対応していません。 |
− |
入力 |
○ |
|
VMware.userName |
VMware vCenter Serverに接続するためのユーザー名 |
VMware vCenter Serverに接続するためのユーザー名を指定します。 |
− |
入力 |
○ |
|
VMware.password |
VMware vCenter Serverに接続するためのパスワード |
VMware vCenter Serverに接続するためのパスワードを指定します。 |
− |
入力 |
○ |
|
VMware.portNumber |
VMware vCenter Server接続用ポート番号 |
VMware vCenter Serverに接続するためのポート番号(VMware vCenter ServerのWebサービス用)を指定します。指定しなかった場合には,VMware vCenter Serverで設定されているデフォルト値で接続します。 |
443 |
入力 |
△ |
|
VMware.protocol |
VMware vCenter Server接続用プロトコル |
VMware vCenter Serverに接続するためのプロトコルを指定します。 |
https |
入力 |
○ |
|
VMware.vmHostName |
ESXサーバ名 |
VMware vCenter Serverが管理する[ホストおよびクラスタ]に表示されるESXサーバ名を指定します。 |
− |
入力 |
○ |
|
plugin.destinationHost |
実行対象サーバのホスト名 |
この部品を実行するサーバのホスト名またはIPアドレスを指定します。IPv6アドレスには対応していません。 |
− |
入力 |
○ |
|
common.returnValue |
部品の戻り値 |
この部品の戻り値が格納されます。 |
− |
出力 |
△ |