4.13.36 プロセスの情報取得
機能
この部品は,WindowsまたはUNIXの実行対象サーバにおいて,指定したプロセスの情報を出力プロパティに設定します。指定したプロセスが複数存在する場合はプロセス開始時刻の古い順にソートし,1プロセスごとにひとつの出力プロパティに設定します。
プロセスの情報は最大で20個まで出力プロパティに設定できます。20個を超えた場合は,プロセス数取得上限フラグ(common.processOverflowFlagプロパティ)に"true"を,それ以外の場合は"falseを設定します。
個々の出力プロパティに設定するプロセスの情報の項目は次のようになります。
<プロセス名>,<プロセスID>,<プロセス開始時刻>
この部品では,次のサーバを前提とします。
・実行対象サーバ
この部品を実行する対象となるサーバです。
この部品内のスクリプトでは次に示す処理を行います。
・次のコマンドを実行します。
-Windows
Get-Process -Name "プロセス名(common.processNameプロパティ)"
Get-Processコマンドレットの詳細については,Microsoftのライブラリ内で記載している箇所を参照してください。
-UNIX
ps --sort start_time --format comm,pid,start_time -C "プロセス名(common.processNameプロパティ)"
psコマンドの詳細については,OSのmanコマンドで取得できるコマンド情報を参照してください。
・取得したプロセスの情報をプロセス開始時刻の古い順に1行(1プロセス)ずつ,プロセス情報[x](common.processInfo[x]プロパティ)*に設定します。
*:[x]は1から20の整数
利用場面
障害時にプロセスの情報を確認する場合に使用できます。
前提条件
【実行対象サーバ内前提製品】/【実行対象サーバの稼働OS】の最新のサポート状況については,リリースノートを参照してください。
また、OSおよび製品について略称を用いています。対象とするOSおよび製品については「はじめに」を参照してください。
【実行対象サーバ内前提製品】
なし。
【実行対象サーバの稼働OS】
(1) Windows Server
(2) Red Hat Enterprise Linux Server
(3) Oracle Linux
【実行対象サーバの使用条件】
なし。
注意事項
(1) 部品のプロパティには「"」(ダブルクォーテーション)および「'」(シングルクォーテーション)を含む文字列は指定しないでください。
(2) プロセス名(common.processNameプロパティ)にワイルドカードによる指定はできません。
(3) 実行対象サーバの稼働OSがWindowsの場合,上位の権限を持つユーザーのプロセス開始時刻は取得できません。時刻が取得できなかったプロセスは,時刻を取得したプロセスを格納したプロセス情報プロパティ以降のプロセス情報プロパティに格納します。
バージョン
02.00.01
部品のタグ
Gather OS information,Windows,Linux
タスクログに表示される部品の名称
osGetProcessInfo
戻り値
戻り値 |
説明 |
---|---|
0 |
正常 |
12 |
異常(ユーザーミス) プロパティ不正 |
27 |
異常(エラー内容はタスクログで確認) |
41 |
異常(部品内でエラーを検知) プロパティ未入力(部品スクリプトでエラーを検知) |
プロパティ一覧
プロパティ一覧を次の表に示します。
プロパティキー |
プロパティ名 |
説明 |
デフォルト値 |
入出力種別 |
必須区分 |
---|---|---|---|---|---|
plugin.destinationHost |
実行対象サーバのホスト名 |
この部品を実行するサーバのホスト名またはIPアドレスを指定します。IPv6アドレスには対応していません。 |
− |
入力 |
○ |
common.processName |
プロセス名 |
プロセスの情報を取得するプロセス名を指定します。 |
− |
入力 |
○ |
common.processInfo1 |
プロセス情報1 |
取得したプロセス情報を設定します。 |
− |
出力 |
△ |
common.processInfo2 |
プロセス情報2 |
取得したプロセス情報を設定します。 |
− |
出力 |
△ |
common.processInfo3 |
プロセス情報3 |
取得したプロセス情報を設定します。 |
− |
出力 |
△ |
common.processInfo4 |
プロセス情報4 |
取得したプロセス情報を設定します。 |
− |
出力 |
△ |
common.processInfo5 |
プロセス情報5 |
取得したプロセス情報を設定します。 |
− |
出力 |
△ |
common.processInfo6 |
プロセス情報6 |
取得したプロセス情報を設定します。 |
− |
出力 |
△ |
common.processInfo7 |
プロセス情報7 |
取得したプロセス情報を設定します。 |
− |
出力 |
△ |
common.processInfo8 |
プロセス情報8 |
取得したプロセス情報を設定します。 |
− |
出力 |
△ |
common.processInfo9 |
プロセス情報9 |
取得したプロセス情報を設定します。 |
− |
出力 |
△ |
common.processInfo10 |
プロセス情報10 |
取得したプロセス情報を設定します。 |
− |
出力 |
△ |
common.processInfo11 |
プロセス情報11 |
取得したプロセス情報を設定します。 |
− |
出力 |
△ |
common.processInfo12 |
プロセス情報12 |
取得したプロセス情報を設定します。 |
− |
出力 |
△ |
common.processInfo13 |
プロセス情報13 |
取得したプロセス情報を設定します。 |
− |
出力 |
△ |
common.processInfo14 |
プロセス情報14 |
取得したプロセス情報を設定します。 |
− |
出力 |
△ |
common.processInfo15 |
プロセス情報15 |
取得したプロセス情報を設定します。 |
− |
出力 |
△ |
common.processInfo16 |
プロセス情報16 |
取得したプロセス情報を設定します。 |
− |
出力 |
△ |
common.processInfo17 |
プロセス情報17 |
取得したプロセス情報を設定します。 |
− |
出力 |
△ |
common.processInfo18 |
プロセス情報18 |
取得したプロセス情報を設定します。 |
− |
出力 |
△ |
common.processInfo19 |
プロセス情報19 |
取得したプロセス情報を設定します。 |
− |
出力 |
△ |
common.processInfo20 |
プロセス情報20 |
取得したプロセス情報を設定します。 |
− |
出力 |
△ |
common.processOverflowFlag |
プロセス数取得上限フラグ |
取得したプロセス数が21個以上の場合はtrue,それ以外はfalseを設定します。 |
− |
出力 |
△ |
common.returnValue |
部品の戻り値 |
この部品の戻り値が格納されます。 |
− |
出力 |
△ |