4.13.25 ファイルの解凍
機能
この部品は,WindowsまたはUNIX環境の実行対象サーバにおいて,指定した圧縮ファイルを解凍します。実行対象サーバがWindowsの場合はzipファイル,実行対象サーバがUNIXの場合はtarでアーカイブしたあとにgzipで圧縮されたファイルを解凍します。出力ファイル名は圧縮前のファイル名またはフォルダ名となります。解凍されたファイルは,出力先のフォルダパス(common.outputDestFolderPathプロパティ)に指定したフォルダ配下に出力されます。解凍対象のファイルパス(common.uncompressSourceFilePathプロパティ)で指定したパス先の圧縮ファイルについては,削除されません。解凍対象のファイルパス(common.uncompressSourceFilePathプロパティ)には,ワイルドカードを使用したファイルのパスは指定できません。
解凍対象のファイルパス(common.uncompressSourceFilePathプロパティ)について,次に示します。
・解凍対象の圧縮ファイルをフルパスで指定してください。
出力先のフォルダパス(common.outputDestFolderPathプロパティ)について,次に示します。
・出力先のフォルダをフルパスで指定してください。フォルダパスが存在しない場合は,この部品でフォルダを作成します。
利用場面
圧縮ファイルを解凍する場合に使用できます。
前提条件
【実行対象サーバ内前提製品】/【実行対象サーバの稼働OS】の最新のサポート状況については,リリースノートを参照してください。
また、OSおよび製品について略称を用いています。対象とするOSおよび製品については「はじめに」を参照してください。
【実行対象サーバ内前提製品】
なし。
【実行対象サーバの稼働OS】
(1) Windows Server
(2) Red Hat Enterprise Linux Server
(3) Oracle Linux
【実行対象サーバの使用条件】
実行対象サーバがWindowsの場合は,.NET Framework 4.5.2以降とWindows PowerShell 3.0以降がインストールされていること。
注意事項
(1)この部品のプロパティには「"」(ダブルクォーテーション)および「'」(シングルクォーテーション)を含む文字列は指定しないでください。
(2)実行対象サーバがUNIXの場合は,プロパティに半角の「¥」を使用しないでください。
(3)複数の圧縮ファイルを解凍対象のファイルパス(common.uncompressSourceFilePathプロパティ)に指定することはできません。
(4)出力先のフォルダパス(common.outputDestFolderPathプロパティ)に出力ファイル名と同名のファイルが既に存在する場合は上書きしません。部品が異常終了します。
(5)実行対象サーバがWindowsの場合は,出力先のフォルダパスが「248文字以上」,出力先のフォルダパスと出力ファイル名の合計が「260文字以上」となると解凍できません。解凍途中で異常終了した場合は,正常に解凍されたファイルだけ残ります。
(6)この部品は同期処理のため,解凍が完了するまで待つ必要があります。
(7)解凍に掛かる時間は,ファイルの容量に比例します。
バージョン
02.00.00
部品のタグ
Control OS,Windows,Linux
タスクログに表示される部品の名称
osUncompressFile
戻り値
|
戻り値 |
説明 |
|---|---|
|
0 |
正常 |
|
12 |
異常(ユーザーミス) プロパティ不正 |
|
23 |
異常(環境不正) 前提環境不正 |
|
27 |
異常(エラー内容はタスクログで確認) |
|
41 |
異常(部品内でエラーを検知) プロパティ未入力(部品スクリプトでエラーを検知) |
プロパティ一覧
プロパティ一覧を次の表に示します。
|
プロパティキー |
プロパティ名 |
説明 |
デフォルト値 |
入出力種別 |
必須区分 |
|---|---|---|---|---|---|
|
plugin.destinationHost |
実行対象サーバのホスト名 |
この部品を実行するサーバのホスト名またはIPアドレスを指定します。IPv6アドレスには対応していません。 |
− |
入力 |
○ |
|
common.uncompressSourceFilePath |
解凍対象のファイルパス |
解凍対象の圧縮ファイルをフルパスで指定してください。 |
− |
入力 |
○ |
|
common.outputDestFolderPath |
出力先のフォルダパス |
出力先のフォルダをフルパスで指定してください。 |
− |
入力 |
○ |
|
common.returnValue |
部品の戻り値 |
この部品の戻り値が格納されます。 |
− |
出力 |
− |