8.3.11 デバッグ時に部品の処理をスキップする手順
デバッグ時に,処理を実行したくない部品がある場合,その部品の処理をスキップします。スキップする場合は,その部品の処理を実行したと仮定したときの,ステップの出力プロパティの値や戻り値を指定します。これによって,後続ステップ実行条件による,ステップおよびタスクの状態遷移,フローの遷移,および後続ステップの処理を確認できます。
部品の処理をスキップするには:
実行したくない部品を含むステップで,部品の処理を実行する前に中断します。
[デバッグ]エリアの[実行設定]プルダウンメニューから[部品の処理を実行しない]を選択します。
部品の処理の実行後までステップを実行し,中断します。部品の処理をスキップするステップにブレークポイントを設定している場合は[再開]ボタン,設定していない場合は[ステップイン]ボタンをクリックします。
[ステッププロパティ]エリアで,戻り値のをクリックし,任意の値を指定します。
ここで指定した戻り値によって,後続ステップ実行条件による,ステップおよびタスクの状態遷移やフローの遷移が決まります。
必要に応じて,出力プロパティのをクリックし,任意の値を指定します。
- ヒント
出力プロパティにマッピングを設定している場合は,指定したステップの出力プロパティの値が,マッピングを設定しているサービスプロパティ(出力プロパティまたは変数)に反映されます。値を指定しない場合は,マッピングを設定しているサービスプロパティ(出力プロパティまたは変数)の値が空になります。
操作結果
ステップを実行する操作をすると,指定した戻り値および出力プロパティに従って,デバッグタスクの処理が進みます。