8.3.5 デバッグを開始する手順
サービステンプレートのビルドに成功したら,デバッグを開始します。デバッグを開始するには,デバッグサービス・デバッグタスクの定義情報,タスクログの出力レベル,およびデバッグサービスのプロパティの情報を設定します。
なお,デバッグ実行時のスケジュール種別は即時実行となります。
デバッグを開始するには:
[デバッグ実行]ダイアログボックスで,デバッグサービス・デバッグタスクの定義情報,タスクログの出力レベル,およびデバッグサービスのプロパティの情報を設定します。
プロパティは,[編集]プルダウンメニューから[[サービス作成]画面]または[[サービス実行]画面]を選択し,それぞれの画面から設定します。プロパティファイルから読み込むこともできます。
図8‒5 [デバッグ実行]ダイアログボックス [OK]ボタンをクリックします。
操作結果
[Service Builder Debug]画面が表示され,デバッグタスクが実行されます。
デバッグタスクの実行が開始されたあと,1つめのステップが部品の処理を実行する前に中断されます。ステップの実行を再開する場合は,[デバッグ]エリアの[再開]ボタンをクリックします。
- 重要
[デバッグ実行]ダイアログボックスには,デバッグ実行するユーザーが最後にビルドしたときのサービステンプレートの状態が反映されます。デバッグ実行するユーザーがビルドしたあとで,ほかのユーザーが同一のサービステンプレートを編集し,ビルドしていた場合,その編集内容は反映されません。
次の場合,デバッグタスクは強制停止されます。
・JP1/AOサーバが停止された場合
・クラスタのフェールオーバーが発生した場合
デバッグ実行中にWebブラウザーを閉じた場合,デバッグタスクはその時点で処理が中断され,後続の処理を実行できなくなります。この場合,ユーザーは再度ログインして,[タスク]画面の[デバッグ]エリアでデバッグタスクを停止させる必要があります。なお,一度閉じた[Service Builder Debug]画面は表示できません。デバッグタスクを実行したい場合は,再度サービステンプレートをビルドし,デバッグの実行をやり直してください。
サービステンプレートをビルドしてからデバッグを開始するまでの間に,ほかのユーザーが同じサービステンプレートをビルドした場合,[デバッグ実行]ダイアログボックスの[OK]ボタンをクリックしたあと,エラーになります。
デバッグタスクに含まれる部品について,1つのJP1/AOシステム内で同時実行できる部品の数は10までです。同時実行できる部品の数の上限や,上限を超えた場合の処理については,マニュアルJP1/AO 運用ガイド-「タスクに含まれる部品の同時実行数の上限について」のトピックを参照してください。
デバッグタスクの状態は,JP1イベント通知およびメール通知の対象となります。