1.3.2 JP1/AOを新規インストールする(Linuxの場合)
Hitachi PP Installerを使用して,JP1/AOをインストールします。Hitachi PP Installerは,JP1/AOの提供媒体に格納されています。OS側で実施する手順の詳細については,OSのドキュメントを参照してください。
前提条件
- JP1/AOをインストールするサーバの確認や前提製品のインストールなど,JP1/AOをインストールする前に必要な作業を実施しておきます。
- root権限のユーザーでJP1/AOサーバ(JP1/AOをインストールするサーバ)にログインします。
操作手順
JP1/AOの提供媒体をセットします。
提供媒体をマウントします。マウント方法の詳細は,OSのドキュメントを参照してください。
/bin/mount -r -o mode=0544 /dev/cdrom /mnt/cdrom
デバイススペシャルファイル名(/dev/cdrom),および提供媒体ファイルシステムのマウントディレクトリ名(/mnt/cdrom)は環境によって異なります。
Hitachi PP Installerを起動します。
環境によって,提供媒体のディレクトリ名やファイル名の見え方が異なる場合があります。lsコマンドで確認の上,表示されたファイル名を入力してください。
/mnt/cdrom/X64LIN/setup /mnt/cdrom
/mnt/cdromにはご使用になる提供媒体のマウントディレクトリ名を指定してください。
Hitachi PP Installerを起動すると表示される初期画面で,「I」を入力します。
インストールできるソフトウェアの一覧が表示されます。
インストールしたいソフトウェアにカーソルを移動し,スペースバーで選択します。
「I」を入力します。
JP1/AOがインストールされます。インストール完了後,「Q」を入力すると初期画面に戻ります。
提供媒体をアンマウントします。
インストール完了後,アンマウントします。アンマウント方法の詳細は,OSのドキュメントを参照してください。
/bin/umount /mnt/cdrom
/mnt/cdromにはご使用になる提供媒体のマウントディレクトリ名を指定してください。
インストール完了後,hcmds64srvコマンドにstartオプションを指定して実行し,JP1/AOのサービスを開始します。
- コマンドの格納先
/opt/HiCommand/Base64/bin
- コマンドの実行例
hcmds64srv -start
- 注意
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インストール先にはシンボリックリンクを指定しないでください。シンボリックリンクを指定した場合,インストールに失敗します。
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インストールを中断した場合,空のフォルダが作成されていることがあります。作成された空のフォルダは手動で削除してください。
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共通コンポーネントのインストールに失敗し,再度インストールする場合,前回のインストール先と異なるインストール先は指定できません。異なるインストール先を指定した場合でも,前回のインストール先に自動的にインストールされます。
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操作結果
JP1/AOおよびJP1/AO - Contentsが同時にインストールされます。
次のインストールログファイルを参照して,結果を確認してください。
/var/opt/jp1ao/logs配下
JP1AO_Inst_VV.R.R_yyyy-mm-dd-HH-MM-SS.log※1※2
/var/opt/HiCommand/Base64/log/HInst配下
inst_yyyymmdd-HHMMSS-nn.log※3
/tmp配下
・hcmds64inst.log
・hcmds64rtn.inst
・hcmdshdb_result
- 注※1
インストールが中断された場合,/tmp配下に格納されていることがあります。
- 注※2
VV.R.RはJP1/AOのバージョンおよびリビジョン,yyyy-mm-ddは実行年月日,HH-MM-SSは実行時刻を示します。
- 注※3
yyyymmddは実行年月日,HHMMSSは実行時刻を示します。nnは01~30の世代番号です。