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JP1 Version 13 JP1/Base 運用ガイド


宛先通信ポート設定ファイル

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[コンテナ名]

サービス名1 ポート番号1

サービス名2 ポート番号2

 :

パラメーターの分類

必須パラメーター

なし

選択パラメーター

なし

ファイル名

jp1_destport.conf(宛先通信ポート設定ファイル)

jp1_destport.conf.model(宛先通信ポート設定ファイルのモデルファイル

格納先ディレクトリ

Windowsの場合

インストール先フォルダ\conf\

共有フォルダ\jp1base\conf\(クラスタ運用時)

UNIXの場合

/etc/opt/jp1base/conf/

共有ディレクトリ/jp1base/conf/(クラスタ運用時)

説明

宛先通信ポートの変更内容を記述する設定ファイルです。宛先通信ポート設定ファイルは,初期設定で提供されています。ただし,初期の状態では利用できません。このファイルを利用する場合は,運用に合わせて編集してください。なお,独自に宛先通信ポート設定ファイルを作成,編集することもできますが,この場合も格納場所は,初期設定で提供されている宛先通信ポート設定ファイルと同じ場所にしてください。

定義の反映時期

jbsdestpimportコマンドを実行すると,宛先通信ポート設定ファイル(jp1_destport.conf)の設定が共通定義情報に反映されます。jbsdestpimportコマンドの詳細については,「15. コマンド」の「jbsdestpimport」を参照してください。

記述内容

宛先通信ポート設定ファイルには,次に示す規則があります。

[コンテナ名]

宛先となるコンテナ名を[]で囲んで指定してください。

  • 指定できる文字数は,1〜255バイトです。

  • ASCII文字だけ使用できます。

  • 次の文字は使用できません。

    " / \ [ ] ; | = , + ? < >

  • 英字の大文字小文字の区別はしません。

  • 一つのコンテナに対するサービスの指定が重複する場合,設定コマンド(jbsdestpimport)実行時に文法エラーとなります。

サービス名ポート番号の対応を記述します。サービス名ポート番号の間は,一つ以上の半角スペースまたはタブ文字で区切ってください。

サービス名

宛先となるコンテナへの通信において、デフォルトのポート番号を変更したいサービスを指定します。

  • 指定できる文字数は,1〜32バイトです。

  • ASCII文字だけ使用できます。

  • 次の文字は使用できません。

    " / \ [ ] : ; | = , + ? < >

  • 一つのコンテナに対するサービスの指定が重複する場合,設定コマンド(jbsdestpimport)実行時に文法エラーとなります。

  • 設定可能なサービスは,「表 2-11宛先通信ポート情報を設定できるサービス」に記載のサービスだけです。

ポート番号

ポート番号を10進数で指定します。

注意事項

論理ホスト上で設定する場合は,実行系および待機系の両方で同じ宛先通信ポートを設定する必要があります。共通定義情報を変更した場合は,「5.6 クラスタ運用中の設定変更時の作業」を参照して,共通定義情報を各サーバ上で一致させる作業を行ってください。

定義例

[container1]
jp1ajs2qagt     30242
jp1ajs2eaagt    30247
jp1ajs2chkagt   33139
jp1ajs2qlagt    30300
jp1ajs2atmsg    32251
jp1ajs3sysctla  32257
jp1imevt        30098
 
[container2]
jp1ajs2qagt     31242
jp1ajs2eaagt    31247
jp1ajs2chkagt   34139
jp1ajs2qlagt    31300
jp1ajs2atmsg    33251
jp1ajs3sysctla  33257
jp1imevt        31098