Hitachi

JP1 Version 13 JP1/Base 運用ガイド


jbsdestpimport

〈このページの構成〉

機能

宛先通信ポート設定の変更を反映します。

形式

jbsdestpimport { {-o|-r} 宛先通信ポート設定ファイル名 | -d }
               [-h 論理ホスト名]

実行権限

Windowsの場合:Administrators権限(WindowsのUAC機能が有効な場合は管理者コンソールから実行)

UNIXの場合:スーパーユーザー権限またはJP1/Base管理者権限

格納先ディレクトリ

Windowsの場合

インストール先フォルダ\bin\

Linuxの場合

/opt/jp1base/bin/

引数

{-o|-r} 宛先通信ポート設定ファイル名

共通定義情報に登録したい宛先通信ポート情報を定義したファイル名を指定します。

-oオプションを指定した場合は,共通定義情報に登録済みの宛先通信ポート設定情報を削除しないで新規に宛先通信ポート設定情報を登録します(同一コンテナが存在した場合は上書きします)。

-rオプションを指定した場合は,共通定義情報に登録済みの宛先通信ポート設定情報をすべて削除してから宛先通信ポート設定情報を登録します。

宛先通信ポート設定ファイルの記述形式については,「16. 定義ファイル」の「宛先通信ポート設定ファイル」を参照してください。

-d

共通定義情報に登録された宛先通信ポート設定情報を削除したい場合に指定します。

-h 論理ホスト名

クラスタシステムで運用している場合に,宛先通信ポート設定情報を採取したい論理ホスト名を指定します。論理ホスト名は,論理ホストのセットアップ時に指定したとおりに大文字・小文字を正しく指定してください。このオプションを省略した場合,環境変数JP1_HOSTNAMEに指定した論地ホスト名が仮定されます。環境変数JP1_HOSTNAMEを指定していない場合,物理ホスト名が仮定されます。

このオプション以外の誤った引数を指定した場合は,誤った引数以降はすべて無視します。

注意事項

宛先通信ポート設定登録に失敗した場合は,-rオプションを指定して再度宛先通信ポートを設定してください。

戻り値

0

正常終了

1

メッセージ処理エラー

2

コマンド引数エラー

3

実行権限エラー

4

共通定義初期化エラー

5

宛先通信ポート設定ファイル文法エラー

6

ファイルI/Oエラー

255

そのほかのエラー

使用例

宛先通信ポート設定情報を新規に登録する使用例を次に示します。

> jbsdestpimport -o 宛先通信ポート設定ファイル
KAVA0471-I 処理が成功しました