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JP1 Version 13 JP1/Base 運用ガイド


2.9 宛先通信ポート指定機能

JP1/Baseは,KubernetesやOpenShiftなどポートフォワードされる環境でJP1/AJS -Agentを動作させるために,送信先のコンテナに対する宛先通信ポート情報を変更できます。ただし,宛先通信ポート情報を設定できるのは次のサービスだけです。

表2‒11 宛先通信ポート情報を設定できるサービス

項番

製品名

サービス名

用途

1

JP1/AJS3 - Agent

jp1ajs2qagt

エージェントのジョブの実行要求受付用

エージェントのジョブの運用状態確認要求受付用

エージェントのジョブの状態確認要求受付用

2

jp1ajs2eaagt

エージェントのイベントジョブ実行用

3

jp1ajs2chkagt

定義内容の事前チェック使用時

定義内容の事前チェック用

4

jp1ajs2qlagt

キューレスジョブ使用時

エージェントのキューレスジョブ実行用

5

jp1ajs2atmsg

フレキシブルジョブ実行用

6

jp1ajs3sysctla

Web GUI(マネジメントポータル)使用時

JP1/AJS3 System Control Managerサービスからの通信受付用

7

JP1/Base

jp1imevt

JP1イベントを他ホストに転送するときに使用

送信先のコンテナに対する宛先通信ポート情報に関するコマンドには次に示すコマンドがあります。

コマンドの詳細については,「15. コマンド」の「jbsdestpimport」および「jbsdestpexport」を参照してください。

なお,Kubernetesコンテナのシステム構成や宛先通信ポート指定機能の使用方法については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 設計ガイド(システム構築編)」または「JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド」を参照してください。

〈この節の構成〉