2.9 宛先通信ポート指定機能
JP1/Baseは,KubernetesやOpenShiftなどポートフォワードされる環境でJP1/AJS -Agentを動作させるために,送信先のコンテナに対する宛先通信ポート情報を変更できます。ただし,宛先通信ポート情報を設定できるのは次のサービスだけです。
項番 |
製品名 |
サービス名 |
用途 |
---|---|---|---|
1 |
JP1/AJS3 - Agent |
jp1ajs2qagt |
エージェントのジョブの実行要求受付用 エージェントのジョブの運用状態確認要求受付用 エージェントのジョブの状態確認要求受付用 |
2 |
jp1ajs2eaagt |
エージェントのイベントジョブ実行用 |
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3 |
jp1ajs2chkagt |
定義内容の事前チェック使用時 定義内容の事前チェック用 |
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4 |
jp1ajs2qlagt |
キューレスジョブ使用時 エージェントのキューレスジョブ実行用 |
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5 |
jp1ajs2atmsg |
フレキシブルジョブ実行用 |
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6 |
jp1ajs3sysctla |
Web GUI(マネジメントポータル)使用時 JP1/AJS3 System Control Managerサービスからの通信受付用 |
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7 |
JP1/Base |
jp1imevt |
JP1イベントを他ホストに転送するときに使用 |
送信先のコンテナに対する宛先通信ポート情報に関するコマンドには次に示すコマンドがあります。
-
jbsdestpimport(宛先通信ポートの設定)
-
jbsdestpexport(宛先通信ポート設定情報の出力)
コマンドの詳細については,「15. コマンド」の「jbsdestpimport」および「jbsdestpexport」を参照してください。
なお,Kubernetesコンテナのシステム構成や宛先通信ポート指定機能の使用方法については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 設計ガイド(システム構築編)」または「JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド」を参照してください。
- 〈この節の構成〉