jbshosts2import
機能
jp1hosts2情報をホストに登録します。
形式
jbshosts2import { {-o|-r} [jp1hosts2定義ファイル名] | -d } [-h 論理ホスト名]
実行権限
Windowsの場合:Administrators権限(WindowsのUAC機能が有効な場合は管理者コンソールから実行)
UNIXの場合:スーパーユーザー権限またはJP1/Base管理者権限
格納先ディレクトリ
- Windowsの場合
-
インストール先フォルダ\bin\
- UNIXの場合
-
/opt/jp1base/bin/
引数
{-o|-r} jp1hosts2定義ファイル名
ホストに登録したいjp1hosts2情報を定義したファイル名を指定します。-oオプションを指定した場合は,登録済みのjp1hosts2情報を削除しないで新規にjp1hosts2情報を登録します(同一ホストが存在した場合は上書きします)。-oオプションを指定した場合のjp1hosts2情報について,次の図に示します。
-rオプションを指定した場合は,登録済みのjp1hosts2情報をすべて削除してからjp1hosts2情報を登録します。-rオプションを指定した場合のjp1hosts2情報について,次の図に示します。
なお,jp1hosts2定義ファイル名の指定を相対パスで指定した場合,このコマンドを実行するカレントディレクトリからの相対パスになります。また,jp1hosts2定義ファイル名の指定を省略した場合は,次に示す格納先ディレクトリのjp1hosts2定義ファイルをインポートします。
- Windowsの場合
-
インストール先フォルダ\conf\jp1hosts2.conf
共有フォルダ\jp1base\conf\jp1hosts2.conf(クラスタ運用時)
- UNIXの場合
-
/etc/opt/jp1base/conf/jp1hosts2.conf
共有ディレクトリ/jp1base/conf/jp1hosts2.conf(クラスタ運用時)
jp1hosts2定義ファイルの記述形式については,「16. 定義ファイル」の「jp1hosts2定義ファイル」を参照してください。
-d
ホストに登録されたjp1hosts2情報を削除したい場合に指定します。
-h 論理ホスト名
jp1hosts2情報を登録または削除したい論理ホスト名を指定します。このオプションを省略した場合,環境変数JP1_HOSTNAMEに指定した論理ホスト名が仮定されます。環境変数JP1_HOSTNAMEを指定していない場合,物理ホスト名が仮定されます。
クラスタシステムで運用している論理ホストで,このコマンドを実行する場合は,実行系で実行してください。
注意事項
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このコマンドを実行して次に示す設定をした場合,JP1/Base,JP1/Baseを前提とする製品,およびJP1/Baseと依存関係のあるプログラムを再起動する必要があります。
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jp1hosts2情報の自ホストのIPアドレスの割り当てを変更した。
-
jp1hosts2情報のすでに通信中の他ホストのIPアドレスを変更した。
-
-
jp1hosts情報が設定されている,かつjp1hosts2情報が設定されていない環境でこのコマンドを実行すると,KAVA0455-Iの確認メッセージが出力されます。
-
jp1hosts情報を使用している環境にjp1hosts2情報を登録する場合,事前にjp1hosts情報に定義している内容をjp1hosts2情報へ移行してください。移行方法については,「6.4.5 jp1hosts情報からjp1hosts2情報への移行」を参照してください。
-
クラスタシステムで論理ホストにjp1hosts情報を適用している環境で,物理ホストにjp1hosts2情報をインポートした場合,物理ホストにインポートしたjp1hosts2情報の内容が論理ホストでも有効になって,論理ホストに定義していたjp1hosts情報の内容は無効になります。
戻り値
0 |
正常終了 |
1 |
メッセージ処理エラー |
2 |
コマンド引数エラー |
3 |
権限チェックエラー |
4 |
共通定義エラー |
5 |
文法エラー |
6 |
ファイルI/Oエラー |
7 |
ほかのjbshosts2importコマンドが実行中 |