jbslistacl
機能
登録済みのJP1ユーザーまたはDSグループの操作権限を表示します。JP1ユーザーは標準ユーザー,連携ユーザー,およびDSユーザーが該当します。
形式
jbslistacl [-h 論理ホスト名] [-s 認証サーバ名] [-ds※]
- 注※
-
-dsオプションは,Windowsだけで使用できます。
実行権限
Windowsの場合:Administrators権限(WindowsのUAC機能が有効な場合は管理者コンソールから実行)
UNIXの場合:スーパーユーザー権限またはJP1/Base管理者権限
格納先ディレクトリ
- Windowsの場合
-
インストール先フォルダ\bin\
- UNIXの場合
-
/opt/jp1base/bin/
引数
-h 論理ホスト名
クラスタシステムで運用している場合に,このコマンドを実行させたい論理ホスト名を指定します。指定した論理ホストに設定されている認証サーバに登録されているJP1ユーザーまたはDSグループの操作権限が表示されます。
-s 認証サーバ名
登録済みJP1ユーザーまたはDSグループの操作権限を表示したい認証サーバを指定します。このオプションを指定した場合は,-hオプションの指定は無視されます。
-ds
このオプションは,Windowsの場合だけ使用できます。
DSユーザーの操作権限を表示する場合に指定します。また,DSグループにも操作権限の登録がある場合は,DSユーザーの前にDSグループに設定されている操作権限も表示します。
注意事項
-hオプションと-sオプションを同時に指定した場合は,-sオプションの指定が優先されます。どちらのオプションも省略した場合で,環境変数JP1_HOSTNAMEが設定されているときは,論理ホスト名として環境変数JP1_HOSTNAMEで指定されているホスト名が仮定されます。また,どちらのオプションも省略した場合で,環境変数JP1_HOSTNAMEが設定されていないときは,物理ホストの認証サーバの登録済みJP1ユーザーまたはDSグループが表示されます。
戻り値
0 |
正常終了 |
1 |
認証サーバにユーザーが登録されていない |
2 |
引数誤り |
4 |
メモリーなどシステムリソースが不足した |
8 |
認証サーバが未起動または応答しない |
12 |
DSユーザー使用時に認証サーバ側でエラーが生じた |
16 |
認証サーバ側の処理でエラーが生じた |
32 |
通信機能の初期化中にエラーが生じた |
128 |
内部処理で矛盾を生じた(C++の例外) |
255 |
そのほかのエラー |
使用例
jbslistaclコマンドの出力例を次に示します。
- オプションを指定しない場合
>jbslistacl UserLevel No.0 Name :user-001 GroupName:* AccessLevel:JP1_AJS_Editor UserLevel No.1 Name :user-admin GroupName:* AccessLevel:JP1_AJS_Admin AccessLevel:JP1_Console_Admin
- -dsオプションを指定した場合
>jbslistacl -ds DSGroupLevel No.0 DSGroupName:GRP-AJS GroupName:* AccessLevel:JP1_AJS_Editor DSGroupLevel No.1 DSGroupName:GRP-Adm GroupName:* AccessLevel:JP1_AJS_Admin AccessLevel:JP1_Console_Admin UserLevel No.0 Name :user-001 GroupName:* AccessLevel:JP1_AJS_Editor[GRP-AJS] UserLevel No.1 Name :user-admin GroupName:* AccessLevel:JP1_AJS_Admin[GRP-Adm] AccessLevel:JP1_Console_Admin[GRP-Adm]