jbschkds(Windows限定)
機能
ディレクトリサーバ連携機能を使用しているときに,ディレクトリサーバ連携機能の設定内容,ディレクトリサーバへの接続結果およびユーザー認証結果を表示します。表示する内容を次に示します。
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ディレクトリサーバ連携機能が有効かどうか
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ディレクトリサーバ名
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ポート番号
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SSLを使用するかどうか
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情報検索用ユーザー識別名
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識別名(JP1ユーザー)
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ディレクトリサーバへの接続結果
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情報検索用ユーザー認証結果
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ユーザー認証結果(JP1ユーザー)
このコマンドは,ディレクトリサーバ連携機能を設定した認証サーバ上で実行してください。
形式
jbschkds [-h 論理ホスト名] [-u JP1ユーザー名 -p パスワード]
実行権限
Administrators権限(WindowsのUAC機能が有効な場合は管理者コンソールから実行)
格納先ディレクトリ
インストール先フォルダ\bin\
引数
-h 論理ホスト名
クラスタシステムで運用している場合に,このコマンドを実行させたい論理ホスト名を指定します。このオプションを省略した場合,環境変数JP1_HOSTNAMEに指定した論理ホスト名が仮定されます。環境変数JP1_HOSTNAMEを指定していない場合,物理ホスト名が仮定されます。
-u JP1ユーザー名
ディレクトリサーバで認証するJP1ユーザー名を指定します。
-p パスワード
-uオプションで指定したユーザーのパスワードを指定します。
注意事項
コマンドプロンプト上では\ * & ? ^ %(任意の文字)%は,特殊文字として扱われます。パスワードで入力した文字として認識されない場合がありますのでご注意ください。
戻り値
0 |
正常終了 |
2 |
引数誤り |
4 |
メモリーなどシステムリソースが不足した |
64 |
実行権限がない |
128 |
内部処理で矛盾を生じた(C++の例外) |
255 |
その他のエラー |
使用例
出力例を次に示します。
- ディレクトリサーバ連携機能が無効のとき
>jbschkds ディレクトリサーバ連携機能は無効です
- ディレクトリサーバ連携機能が有効でJP1ユーザー認証に成功したとき(SEARCH_USER_DNパラメーターを設定している場合)
>jbschkds -u jp1user -p password ディレクトリサーバの設定内容を表示します ディレクトリサーバ名 host-A ポート番号 636 SSL 使用する 情報検索用ユーザー識別名 CN=Groupcsearcher,OU=GroupC,DC=netmanage,DC=local 検索起点コンテナオブジェクト OU=GroupC,DC=netmanage,DC=local 認証属性 sAMAccountName ディレクトリサーバに接続できました 情報検索用ユーザー認証に成功しました ユーザー認証に成功しました
- ディレクトリサーバ連携機能が有効でJP1ユーザー認証に成功したとき(SEARCH_USER_DNパラメーターを無効に設定している場合)
>jbschkds -u jp1user -p password ディレクトリサーバの設定内容を表示します ディレクトリサーバ名 host-A ポート番号 636 SSL 使用する 識別名 CN=jp1user,CN=Users,DC=netmanage,DC=local ディレクトリサーバに接続できました ユーザー認証に成功しました
- ディレクトリサーバ連携機能が有効でディレクトリサーバに接続できないとき
>jbschkds ディレクトリサーバの設定内容を表示します ディレクトリサーバ名 host-A ポート番号 636 SSL 使用する KAVA5810-E ディレクトリサーバに接続できませんでした サーバがダウンしています