jbschgpasswd
機能
登録済みのJP1ユーザーのパスワードを変更します。このコマンドを実行すると,以前設定したパスワードと新しく設定するパスワードの入力が促されます。パスワードに指定できる文字数は,6〜32(バイト)で,新旧のパスワードが同一であってもかまいません。
形式
jbschgpasswd [-h 論理ホスト名] [-s 認証サーバ名] [-op 旧パスワード -np 新パスワード] JP1ユーザー名
実行権限
Windowsの場合:Administrators権限(WindowsのUAC機能が有効な場合は管理者コンソールから実行)
UNIXの場合:スーパーユーザー権限またはJP1/Base管理者権限
格納先ディレクトリ
- Windowsの場合
-
インストール先フォルダ\bin\
- UNIXの場合
-
/opt/jp1base/bin/
引数
-h 論理ホスト名
クラスタシステムで運用している場合に,このコマンドを実行させたい論理ホスト名を指定します。指定した論理ホストに設定されている認証サーバに登録されたJP1ユーザーのパスワードを変更します。
-s 認証サーバ名
JP1ユーザーのパスワードを変更したい認証サーバを指定します。このオプションを指定した場合は,-hオプションの指定は無視されます。
-op 旧パスワード
変更したい旧パスワードを指定します。-npオプションと同時に指定してください。-opオプションと-npオプションを指定すると,パスワードの入力が促されずに,-npオプションで指定したパスワードが登録されます。
-np 新パスワード
新しいパスワードを指定します。-opオプションと同時に指定してください。
JP1ユーザー名
パスワードを変更したいJP1ユーザー名を指定します。
注意事項
-
-hオプションによる論理ホスト名の指定,-sオプションによる認証サーバ名の指定,-opオプションによる旧パスワードの指定,および-npオプションによる新パスワードの指定は,JP1ユーザー名の前に指定してください。
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-hオプションと-sオプションを同時に指定した場合は,-sオプションの指定が優先されます。どちらのオプションも省略した場合で,環境変数JP1_HOSTNAMEが設定されているときは,論理ホスト名として環境変数JP1_HOSTNAMEで指定されているホスト名が仮定されます。また,どちらのオプションも省略した場合で,環境変数JP1_HOSTNAMEが設定されていないときは,物理ホストの認証サーバに登録されたJP1ユーザーのパスワードを変更します。
-
コマンドプロンプト上では\ * & ? ^ %(任意の文字)%は,特殊文字として扱われます。パスワードで入力した文字として認識されない場合がありますのでご注意ください。
戻り値
0 |
正常終了 |
1 |
ユーザーが存在しない,旧パスワード誤りまたは連携ユーザーのパスワードを変更しようとした |
2 |
引数誤り |
4 |
メモリーなどシステムリソースが不足した |
8 |
認証サーバが未起動または応答しない |
16 |
認証サーバ側の処理でエラーが発生した |
24 |
不正なパスワード |
32 |
通信機能の初期化中にエラーが発生した |
128 |
内部処理で矛盾を生じた(C++の例外) |
255 |
そのほかのエラー |