7.1.1 構成情報のSID
構成情報のSIDは,システムの構成情報を表すSIDです。
構成情報のSIDの種別には,製品ごとに使用する種別と共通で使用する種別が設定されます。それぞれで使用する種別名の予約語を次の表に示します。
項番 |
使用製品 |
種別名※1 |
意味 |
指定する名称※2 |
---|---|---|---|---|
1 |
共通 |
_HOST_ |
ホスト名を表す。 |
ホスト名 |
2 |
JP1/AJS3 |
_JP1AJS-M_ |
JP1/AJS3 - Managerであることを表す。 |
JP1/AJS3 - Managerが入っているホスト名 |
3 |
_JP1AJS-A_ |
JP1/AJS3 - Agentであることを表す。 |
JP1/AJS3 - Agentが入っているホスト名 |
|
4 |
_JP1AJSMGR_ |
JP1/AJS3 - Managerであることを表す。 |
指定しない |
|
5 |
_JP1AJSAGT_ |
JP1/AJS3 - Agentであることを表す。 |
指定しない |
|
6 |
_JP1AJSSCHE_ |
JP1/AJS3のスケジューラーサービスであることを示す。 |
指定しない |
|
7 |
_JP1ROOTJOBNET_ |
ルートジョブネット名を表す。 |
ルートジョブネット名 |
|
8 |
_JP1ROOTJOBNETDUMMY_ |
ジョブネットのリンク情報で先行ノードまたは後続ノードが不明なことを表す。 |
UNKNOWN |
|
9 |
JP1/AJS3 JP1/IM |
_JP1SCHE_ |
スケジューラーサービス名を表す。 |
スケジューラーサービス名 |
10 |
_JP1JOBG_ |
ジョブグループ名を表す。 |
ジョブグループ名 |
|
11 |
JP1/PFM |
_JP1PFM-M_ |
JP1/PFM - Managerであることを表す。 |
JP1/PFM - Managerが入っているホスト名 |
12 |
_JP1PFM-A_ |
JP1/PFM - AgentまたはJP1/PFM - RMのサービスIDを表す。 |
サービスID |
|
13 |
_JP1PFM-AHOST_ |
JP1/PFM - AgentまたはJP1/PFM - RMが稼動するホスト名,またはJP1/PFM - RMの監視対象ホスト名を表す。 |
JP1/PFM - AgentまたはJP1/PFM - RMが稼動するホスト名,またはJP1/PFM - RMの監視対象ホスト名 |
|
14 |
_JP1PFMMGR_ |
JP1/PFM - Managerであることを表す。 |
指定しない |
|
15 |
_JP1PFMBASE_ |
JP1/PFM-Baseであることを表す。 |
指定しない |
|
16 |
_JP1AGENTSERVICE_ |
JP1/PFM - AgentまたはJP1/PFM - RMのサービスであることを表す。 |
指定しない |
|
17 |
JP1/IM JP1/Base |
_JP1IM_ |
該当ホストがJP1/IMの統合マネージャーであることを表す。 |
JP1/IMの統合マネージャーが入っているホスト名 |
18 |
_JP1IMBASEMGR_ |
該当ホストがIMの拠点/中継マネージャーであることを表す。 |
IMの拠点/中継マネージャーが入っているホスト名 |
|
19 |
_JP1IMRM_ |
該当ホストがリモート監視ホストであることを表す。 |
リモート監視対象のホスト名 |
|
20 |
_JP1IMMGR_ |
JP1/IM - Managerであることを表す。 |
指定しない |
|
21 |
_JP1BASE_ |
該当ホストにJP1/Baseが入っていることを表す。 |
JP1/Baseが入っているホスト名 |
|
22 |
_JP1BASEAGT_ |
JP1/Baseであることを表す。 |
指定しない |
|
23 |
_JP1BASETRAP_ |
ログファイルトラップ/イベントログトラップであることを表す。 |
指定しない |
|
24 |
JP1/IM |
_ROOT_ |
システムのルート名を表す。 |
システムのルート名 |
25 |
_SYSTEM_ |
システム名を表す。 |
システム名 |
|
26 |
_CATEGORY_ |
カテゴリ名を表す。 |
カテゴリ名 |
|
27 |
_SUBCATEGORY_ |
サブカテゴリ名を表す。 |
サブカテゴリ名 |
|
28 |
_OBJECT_ |
管理オブジェクト名を表す。 |
管理オブジェクト名 |
|
29 |
JP1/NNMi |
_JP1NNMI-M_ |
JP1/NNMiであることを表す。 |
JP1/NNMiが入っているホスト名 |
30 |
_JP1NNMI-A_ |
JP1/NNMiが検出しているノードであることを表す。 |
JP1/NNMiが検出しているノード名 |
|
31 |
_JP1NNMiMGR_ |
JP1/NNMiであることを表す。 |
指定しない |
|
32 |
_NNMINODE_ |
JP1/NNMiが検出しているノードであることを表す。 |
指定しない |
|
33 |
JP1/OA JP1/NNMi JP1/SSO |
_NETWORKDEVICE_ |
ネットワーク機器であることを表す。 |
ホスト名,IPスイッチ名またはFCスイッチ名 |
34 |
JP1/OA |
_JP1OA |
JP1/OAであることを表す。 |
JP1/OAが入っているホスト名 |
35 |
_JP1OA-A |
JP1/OAの監視対象を表す。 |
JP1/OAの監視対象名 |
|
36 |
_JP1OAMGR_ |
JP1/OAであることを表す。 |
指定しない |
|
37 |
_CONSUMER_ |
監視対象(コンシューマー)を表す。 |
コンシューマー名 |
|
38 |
_CONTAINERCLUSTER_ |
監視対象(コンテナクラスタ)を表す。 |
コンテナ環境クラスタ名 |
|
39 |
_CONTAINERNODE_ |
監視対象(コンテナノード)を表す。 |
コンテナ環境ノード名 |
|
40 |
_SERVERCLUSTER_ |
監視対象(クラスタ)を表す。 |
クラスタ名 |
|
41 |
_HYPERVISOR_ |
監視対象(ハイパーバイザー)を表す。 |
ハイパーバイザー名 |
|
42 |
_VM_ |
監視対象(仮想マシン)を表す。 |
仮想マシン名 |
|
43 |
_STORAGE_ |
監視対象(ストレージシステム)を表す。 |
ストレージシステム名 |
|
44 |
_STORAGEVOLUME_ |
監視対象(ボリューム)を表す。 |
ボリューム名 |
|
45 |
JP1/SSO |
_JP1SSO-M_ |
JP1/SSOのマネージャーに関するSIDであることを表す。 |
JP1/SSOが入っているホスト名 |
46 |
_JP1SSO-A_ |
JP1/SSOのエージェントに関するSIDであることを表す。 |
JP1/SSOのエージェントのホスト名 |
|
47 |
_JP1SSOMGR_ |
JP1/SSOのマネージャーであることを表す。 |
指定しない |
|
48 |
_JP1SSOAGT_ |
JP1/SSOのエージェントであることを表す。 |
指定しない |
- 注※1
-
種別の文字長は1〜255文字です。
- 注※2
-
名称の文字長は0から255文字です。ただし,オブジェクトルートノード種別に対する名称の文字長は1から255文字です。
構成情報のSIDには各種別に対応する値とは別に,value値として情報の付与が可能です。付与情報の例を次の図に示します。
|
構成情報のSIDの付与情報の項目を次の表に示します。
項番 |
使用製品 |
変数名 |
意味 |
---|---|---|---|
1 |
共通 |
component |
コンポーネント名です。__configurationGetメソッドのcomponentの値です。 すべての構成情報のSIDに付与します。 |
2 |
jp1ResourceGroup |
JP1資源グループ名を1〜64文字で指定します。指定できる文字は半角英数字と次の半角記号です。 !#$%&'()*-.@\^_`{}~ この変数は,省略できます。 |
|
3 |
category |
カテゴリを1〜255文字で指定します。指定できる文字は半角英数字です。指定できる値は「表4-2 category変数に指定できるカテゴリID」を参照してください。この変数は,省略できます。 |
|
4 |
subCategory |
製品の略称名称を1〜255文字で指定します。指定できる文字は,制御文字以外の文字です。JP1製品の場合は「JP1/」で始まる文字列となります。この変数は,省略できます。 |
|
5 |
visible |
[稼働状況]領域に表示するかどうかを指定します。
trueを指定します。 |
|
6 |
label |
ツリーに表示する構成要素の表示名称を,1〜255文字で指定します。JP1製品の場合は「JP1/」で始まる文字列となります。指定できる文字は,制御文字以外の文字です。この変数は,省略できます。 |
|
7 |
methods |
当該構成要素に対して,実行可能なプラグイン関数の名称のリストです。 どの製品のプラグインか意識せずに,関数を実行できるようにするための情報です。そのため,製品固有の関数は登録しないでください。「_」(アンダースコア)から始まる関数名の関数だけを登録してください。 そのノードに対して実行可能かをクライアントが識別するための情報です。ユーザープラグインの拡張性を考慮し,ノードに該当するプラグインはmethodsに無いメソッドが呼び出されてもエラーとはせず,即時returnとしてください。 |
|
8 |
property |
各構成要素のプロパティ情報をobject形式で指定します。 指定できる要素数は,0〜100個です。指定できるプロパティ名は,1〜64文字の制御文字以外の文字です。指定できるプロパティ値は,1〜255文字の制御文字以外の文字です。この変数は,省略できます。
|
|
9 |
jp1im_TrendData_labels |
トレンドデータの参照時に,SIDに紐付くラベル名とラベル値をobject形式で指定します。 指定できる要素数は,0〜100個です。指定できるプロパティ名は,1〜255文字の制御文字以外の文字です。指定できるプロパティ値は,1〜2,595文字の制御文字以外の文字です。この変数は,省略できます。
|
|
10 |
JP1/AJS |
jobExecAgentList |
実行エージェント名情報です。 |
11 |
JP1/PFM |
productId |
JP1/PFM - AgentまたはJP1/PFM - RMのプロダクトID |
12 |
dataModelVersion |
JP1/PFM - AgentまたはJP1/PFM - RMのデータモデルバージョン |
|
13 |
wcHostName |
JP1/PFM - Web Consoleのホスト名 |
|
14 |
portNumber |
JP1/PFM - Web Consoleのポート番号 |
|
15 |
protocol |
https通信設定 |