7.1 SID
SIDとは,構成取得アダプタコマンドおよびユーザー作成プラグインを使って取得した各製品の構成要素を一意に表すID(SID)です。構成情報のSID,ツリーのSID,イベントのSIDの三種類があり,JP1/IM - Manager(インテリジェント統合管理基盤)で付与します。
SIDは,構成要素を表す種別と,その種別に対応する名称の組み合わせ(構造化ID)をスラッシュ「/」で表します。SIDの構成例を次に示します。
|
SIDの並び順には意味があり,各製品の構成要素の包含関係に基づきます。詳細については,マニュアル「JP1/Integrated Management 3 - Manager 導入・設計ガイド」の各製品から取得する情報の節を参照してください。
SIDの規則を次に示します。
-
SIDの種別,名称に指定できる文字は「_」(アンダースコア),「/」(スラッシュ),制御コードの3種を除いたASCII文字です。
-
「.」(ピリオド),「~」(チルダ),「-」(ハイフン),「: 」(コロン)以外の記号,英数字以外はURLエンコードしてください。URLエンコードしたSIDはデコードできる必要があります。
-
ホスト名に指定できる文字は大文字です。SIDとしては大文字・小文字を区別します。
-
SIDのバイト長は1〜1,048,576バイト(1メガバイト)です。SIDは「/(スラッシュ)」で終わってはいけません。