imagent共通設定ファイル(jpc_imagentcommon.json)
形式
{ "JP1_BIND_ADDR": バインド方式, "COM_LISTEN_ALL_ADDR": 複数のIPアドレスでサービスを待ち受けるかどうか, "COM_MAX_LISTEN_NUM": サービスが待ち受けるIPアドレスの個数, "JP1_CLIENT_BIND_ADDR": バインド方式, "http": { "max_content_length": 最大リクエストボディーサイズ, "client_timeout": クライアントタイムアウト }, "immgr": { "host": "マネージャーホスト名", "proxy_url": "HTTPプロキシサーバURL", "proxy_user": "HTTPプロキシサーバ認証ユーザー名", "tls_config": { "ca_file": "CA証明書ファイルパス", "insecure_skip_verify": サーバ証明書検証スキップ, "min_version": "最小TLSプロトコルバージョン" }, "imbase": { "port": 統合エージェント管理基盤(imbase)の接続ポート }, "imbaseproxy": { "port": 統合エージェント管理基盤(imbaseproxy)の接続ポート } } }
ファイル
jpc_imagentcommon.json
jpc_imagentcommon.json.model(モデルファイル)
格納先ディレクトリ
- ■統合エージェントホスト
-
Windowsの場合
-
物理ホストのとき
Agentパス\conf\
-
論理ホストのとき
共有フォルダ\jp1ima\conf\
Linuxの場合
-
物理ホストのとき
/opt/jp1ima/conf/
-
論理ホストのとき
共有ディレクトリ/jp1ima/conf/
-
- ■統合エージェントホスト
-
Windowsの場合
-
物理ホストのとき
Agentパス\conf\
-
論理ホストのとき
共有フォルダ\jp1ima\conf\
Linuxの場合
-
物理ホストのとき
/opt/jp1ima/conf/
-
論理ホストのとき
共有ディレクトリ/jp1ima/conf/
-
説明
統合エージェント制御基盤の共通動作を規定する設定ファイルです。
文字コード
UTF-8(BOM無し)
改行コード
Windowsの場合:CR+LF
Linuxの場合:LF
定義の反映時期
imagentサービス,imagentactionサービス,およびimagentproxyサービスを再起動したときに反映します。
記述内容
メンバー名 |
省略可否 |
型 |
設定する値 |
||
---|---|---|---|---|---|
JP1_BIND_ADDR |
可 |
string |
サーバのバインド方式 次のどちらかを指定できます。
省略した場合,または指定できない文字列値を指定した場合はANYが仮定されます。 |
||
COM_LISTEN_ALL_ADDR |
可 |
number |
複数のIPアドレスでサービスが待ち受けるかどうか
省略した場合,または指定できない数値を指定した場合は0が仮定されます。 |
||
COM_MAX_LISTEN_NUM |
可 |
number |
サービスが待ち受けるIPアドレスの個数 COM_LISTEN_ALL_ADDRに「1」を指定した場合に,サービスが待ち受けるIPアドレスの個数を1〜16の範囲で指定します。 省略した場合,または指定できない数値を指定した場合は4が仮定されます。 |
||
JP1_CLIENT_BIND_ADDR |
可 |
string |
リクエスト送信時の送信元IPアドレスのバインド方式 次のどちらかを指定できます。
省略した場合,または指定できない文字列値を指定した場合はANYが仮定されます。 |
||
http |
可 |
object |
「imbase設定ファイル(jpc_imbase.json)」のhttpの説明を参照してください。 |
||
immgr |
不可 |
object |
JP1/IMのマネージャーホストへの接続設定 |
||
host |
不可 |
string |
マネージャーホスト名 |
||
proxy_url |
可 |
string |
HTTPプロキシサーバのURL 次の形式で指定します。 http://ホスト名またはIPv4アドレス:ポート番号(1024〜65535の範囲) 省略した場合,または指定できない文字列値を指定した場合はHTTPプロキシサーバを使用しません。 |
||
proxy_user |
可 |
string |
HTTPプロキシのHTTP認証で使用するユーザー名 制御コード(スペース・タブを除く)と「:」を含まないASCII文字を指定できます。 文字種のチェックは行われません。 省略した場合,または指定できない文字列値を指定した場合はHTTPプロキシサーバに対して認証情報を送信しません。 |
||
tls_config |
可 |
object |
TLSクライアント設定 省略した場合はimbaseやimbaseproxyとの通信を暗号化しません。 初期値は,メンバー名を「//tls_config」としていて省略扱いになります。 TLSクライアント設定を有効にする場合,メンバー名を「tls_config」に変更してください。 |
||
ca_file |
可 |
string |
imbaseやimbaseproxyのサーバ証明書を発行した認証局のCA証明書ファイル サーバ証明書の検証に使用するCA証明書を指定します。 ファイルは下記ディレクトリ以下のファイルパスをフルパスで指定します。 ■非クラスタ構成の場合
■クラスタ構成の場合
詳細については,マニュアル「JP1/Integrated Management 3 - Manager 導入・設計ガイド」の「付録A.4 JP1/IM - Agent」で,統合エージェントホストのJP1/IM - Agentでユーザーが参照・編集できるファイルおよびディレクトリの説明を参照してください。 |
||
insecure_skip_verify |
可 |
boolean |
imbaseやimbaseproxyのサーバ証明書を検証しない場合はtrue,検証する場合はfalseを指定します。 省略時はfalseが仮定されます。 |
||
min_version |
可 |
string |
「imbase設定ファイル(jpc_imbase.json)」のmin_versionの説明を参照してください。 |
||
imbase |
不可 |
object |
接続先imbaseの設定 |
||
port |
不可 |
number |
統合エージェント管理基盤(imbase)のリッスンポート 5001〜65535の範囲で指定します。 省略した場合,または指定できない数値を指定した場合は20724が仮定されます。 |
||
imbaseproxy |
不可 |
object |
接続先imbaseproxyの設定 |
||
port |
不可 |
number |
統合エージェント管理基盤(imbaseproxy)のリッスンポート 5001〜65535の範囲で指定します。 省略した場合,または指定できない数値を指定した場合は20725が仮定されます。 |
- 注意事項
-
-
このファイルにアクセスできない場合は,imagentproxyを異常停止します。
-
JSON形式の指定が不正な場合,または型と不一致な指定がある場合は,サービスを異常停止します。
-