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JP1 Version 13 JP1/Integrated Management 3 - Manager コマンド・定義ファイル・APIリファレンス


imagent設定ファイル(jpc_imagent.json)

〈このページの構成〉

形式

{
  "port": リッスンポート,
  "log": {
    "message": {
      "num": ログ面数
      "size": 最大ファイルサイズ
    },
    "internal": {
      "level": "ログレベル"
      "num": ログ面数
      "size": 最大ファイルサイズ
    },
    "access": {
      "num": ログ面数
      "size": 最大ファイルサイズ
    }
  },
  "action": {
    "auto_action_concurrency": "対処アクションの自動実行の同時実行可否",
    "max_concurrent_response_actions": アクション最大同時実行数1,
    "max_concurrent_file_operation_actions": アクション最大同時実行数2,
    "auto_action_execution_result_limit": コマンド実行結果の上限1,
    "manual_action_execution_result_limit": コマンド実行結果の上限2,
    "username": "ユーザー名",
    "domainname": "ドメイン名",
    "shell": "シェルコマンド"
    "service_startup_wait_time": サービス起動待機時間
  }
}

ファイル

jpc_imagent.json

jpc_imagent.json.model(モデルファイル)

格納先ディレクトリ

■統合エージェントホスト

Windowsの場合

  • 物理ホストのとき

    Agentパス\conf\

  • 論理ホストのとき

    共有フォルダ\jp1ima\conf\

Linuxの場合

  • 物理ホストのとき

    /opt/jp1ima/conf/

  • 論理ホストのとき

    共有ディレクトリ/jp1ima/conf/

説明

統合エージェント制御基盤のimagentの動作を規定する設定ファイルです。

文字コード

UTF-8(BOM無し)

改行コード

Windowsの場合:CR+LF

Linuxの場合:LF

定義の反映時期

imagentサービスおよびimagentactionサービスを再起動したときに反映します。

記述内容

メンバー名

省略可否

設定する値

port

number

統合エージェント制御基盤(imagent)へのアクセスを受け付けるためのポート

5001〜65535の範囲で指定します。

省略時は20726が仮定されます。

log

object

ログ設定

マニュアル「JP1/Integrated Management 3 - Manager運用ガイド」の「12.2.2(7)統合エージェント制御基盤のログ」の「(a)公開ログ」を参照してください。

設定項目については,「imbase設定ファイル(jpc_imbase.json)」のlogの説明を参照してください。

action

object

統合エージェントアクション実行機能の設定

省略した場合は,下位項目にデフォルト値を適用します。

auto_action_concurrency

string

JP1/IM - Managerの対処アクションの自動実行機能から実行されたアクションの同時実行可否(デフォルト:no)を指定します。

次のどちらかを指定できます。

  • yes:同時実行可

  • no:同時実行不可

このメンバーを省略した場合,デフォルトの値が仮定されます。

詳細については,マニュアル「JP1/Integrated Management 3 - Manager 導入・設計ガイド」の「3.15.7(3)(a) 対処アクションの自動実行機能」を参照してください。

max_concurrent_response_actions

number

JP1/IM - Managerの対処アクションの自動実行機能または手動実行機能から実行されたアクションのアクション最大同時実行数を1〜48(デフォルト:10)の範囲で指定します。

このメンバーを省略した場合,デフォルトの値が仮定されます。

max_concurrent_response_actionsとmax_concurrent_file_operation_actionsの総和が48を超える場合はエラーとなります。

詳細については,マニュアル「JP1/Integrated Management 3 - Manager 導入・設計ガイド」の「3.15.7(3)(e) アクション最大同時実行数」を参照してください。

max_concurrent_file_operation_actions

number

JP1/IM - Managerの定義ファイル操作機能から実行されたアクションのアクション最大同時実行数を2〜48(デフォルト:5)の範囲で指定します。

このメンバーを省略した場合,デフォルトの値が仮定されます。

max_concurrent_deal_actionsとmax_concurrent_file_operation_actionsの総和が48を超える場合はエラーとなります。

詳細については,マニュアル「JP1/Integrated Management 3 - Manager 導入・設計ガイド」の「3.15.7(3)(e) アクション最大同時実行数」を参照してください。

auto_action_execution_result_limit

number

JP1/IM - Managerの対処アクションの自動実行機能から実行されたコマンドのコマンド実行結果(コマンドの標準出力または標準エラー出力)の上限を0〜196,600行(デフォルト:1000行)の範囲で指定します。

このメンバーを省略した場合,デフォルトの値が仮定されます。

詳細については,マニュアル「JP1/Integrated Management 3 - Manager 導入・設計ガイド」の「3.15.7(1)(e)コマンド実行機能」を参照してください。

manual_action_execution_result_limit

number

JP1/IM - Managerの対処アクションの手動実行機能から実行されたコマンドのコマンド実行結果(コマンドの標準出力または標準エラー出力)の上限を0〜196,600行(デフォルト:1000行)で指定します。

このメンバーを省略した場合,デフォルトの値が仮定されます。

詳細ついては,マニュアル「JP1/Integrated Management 3 - Manager 導入・設計ガイド」の「3.15.7(1)(e)コマンド実行機能」を参照してください。

username

string

アクション実行でコマンドを実行するときの実行ユーザー

20バイトまでで指定します。

省略した場合は"jp1imaction"で動作します。

マルチバイト文字のユーザー名は指定できません。

ログイン可能でホームディレクトリが存在するユーザーを指定する必要があります。

Windowsの場合,次の注意事項があります。

  • ローカルセキュリティポリシーの[ローカル ログオンの許可]の権限を持つユーザーである必要があります。

  • WindowsのLogonUser関数でユーザーのトークンが取得できる必要があります。

  • jimasecretコマンドでパスワードを設定する必要があります。

domainname

string

usernameに指定したユーザーが所属するドメイン

Windowsの場合のみ有効です。

255バイトまでで指定します。

省略した場合は"."で動作します。

マルチバイト文字のドメイン名は指定できません。

usernameに指定したユーザーがローカルユーザーの場合は"."を指定してください。

shell

string

アクション実行でコマンドを実行するためのシェル

アクション実行では,このオプションに指定したシェルに-cオプションを付けて指定したコマンドを実行します。

省略した場合は"/bin/sh"で動作します。

service_startup_wait_time

number

定義ファイルの更新処理におけるサービス起動待機時間

定義ファイルの反映処理が正しく行われたかを確認するための待機時間を,5〜120(秒)の範囲で指定します。

省略した場合は15(秒)で動作します。

注意事項
  • このファイルにアクセスできない場合は,imagentproxyを異常停止します。

  • JSON形式の指定が不正な場合,または型と不一致な指定がある場合は,サービスを異常停止します。