クラスタ環境インテリジェント統合管理データベースセットアップ情報ファイル(jimgndbclustersetupinfo.conf)
形式
#IM DATABASE SERVICE - Logical Host Name LOGICALHOSTNAME=インテリジェント統合管理データベースの論理ホスト名 #IM GNDATABASE SERVICE - Port Number IMGNDBPORT=インテリジェント統合管理データベースのポート番号 #TREND DATA MANEGEMENT SERVICE - Port Number TDMSPORT=トレンドデータ管理サービスのポート番号 #IM DATABASE SERVICE - Data Storage Directory (Shared Data Area) SHAREGNDBDIR=インテリジェント統合管理データベースのデータ格納ディレクトリ #IM GNDATABASE SERVICE - Data Base Binary IMGNDBENVDIR=インテリジェント統合管理データベースのインストール先ディレクトリ #IM DATABASE SERVICE - Logical Host Number LOGICALHOSTNUMBER=論理ホスト番号 #IM GNDATABASE SERVICE - Retention RETENTION=トレンドデータ管理DBの時系列データの保存期間 #IM GNDATABASE SERVICE - Username USERNAME=インテリジェント統合管理データベースの起動に使用するOSのユーザー名 # TREND DATA DATABASE - MAX DISK SIZE [GB] TDDBDISKMAX=トレンドデータ管理DBの最大ディスク所要量 # TREND DATA DATABASE - CUT-OFF TERM [Days] TDDBCUTOFFTERM=トレンドデータを削除する場合の切り捨て期間
ファイル
jimgndbclustersetupinfo.conf※
jimgndbclustersetupinfo.conf.model(モデルファイル)
注※ インストーラーによって,モデルファイルの複製から拡張子「.model」を削除して作成されます。
格納先ディレクトリ
- Windowsの場合
-
Managerパス\conf\imgndb\setup\
- Linuxの場合
-
/etc/opt/jp1imm/conf/imgndb/setup/
説明
インテリジェント統合管理データベースのクラスタ環境のセットアップ時に必要な定義を記述するファイルです。
文字コード
ASCII(マルチバイトは指定できません)
定義の反映時期
クラスタ環境のセットアップ時(jimgndbsetupコマンド(-hオプション指定)の実行時)に,このファイルの内容を読み込み,各項目に指定された値で論理ホスト用のインテリジェント統合管理データベースの環境を構築します。
記述内容
- LOGICALHOSTNAME=インテリジェント統合管理データベースの論理ホスト名
-
インテリジェント統合管理データベースの論理ホスト名を指定します。
指定できる文字列は,半角英数字および「-」(ハイフン)で構成される63バイト以内の文字列です。大文字と小文字は区別されます。
値が空の場合,または指定を省略した場合,jimgndbsetupコマンドの実行時には,jimgndbsetupコマンドの-hオプションに指定した値が使用されます。
また,論理ホスト名には,OS上で名前解決できるホスト名を指定してください。
デフォルトの値はありません。
- IMGNDBPORT=インテリジェント統合管理データベースのポート番号
-
インテリジェント統合管理データベースが使用するポート番号を指定します。
指定するポート番号は,システムおよびセットアップで作成するホスト単位で一意の値である必要があります。
デフォルトの値はありません。指定は省略できません。
運用中に設定を変更する場合,この値を変更して,jimgndbsetupコマンドを実行します。論理ホスト環境では,コマンドの延長でサービスは再起動せず停止したままとなるため,コマンドの実行後に手動でサービスを開始する必要があります。
- TDMSPORT=トレンドデータ管理サービスのポート番号
-
トレンドデータ管理サービスが使用するポート番号を指定します。
指定するポート番号はシステムおよびセットアップで作成するホスト単位で一意の値である必要があります。
デフォルトの値はありません。指定は省略できません。
運用中に設定を変更する場合,この値を変更して,jimgndbsetupコマンドを実行します。論理ホスト環境では,コマンドの延長でサービスは再起動せず停止したままとなるため,コマンドの実行後に手動でサービスを開始する必要があります。
- SHAREGNDBDIR=インテリジェント統合管理データベースのデータ格納ディレクトリ
-
論理ホスト用のインテリジェント統合管理データベースのデータを格納するクラスタ環境の共有ディスク上のディレクトリを絶対パス形式で指定します。
-
Windowsの場合
半角英数字,「_」(アンダースコア),「\」,「(」,「)」,「.」(ピリオド),および半角スペースで構成される100文字以内の文字列で指定してください。
-
Linuxの場合
半角英数字,「_」(アンダースコア),「/」(スラッシュ),および「.」(ピリオド)で構成される100文字以内の文字列で指定してください。
セットアップ時,指定したディレクトリの直下に「imgndb+論理ホスト番号」のディレクトリを作成し,インテリジェント統合管理データベースを構築します。すでにインテリジェント統合管理データベースを構築済みの場合は,構築時の指定内容から変更できません。
デフォルトの値はありません。指定は省略できません。
-
- IMGNDBENVDIR=インテリジェント統合管理データベースのインストール先ディレクトリ
-
論理ホスト用のインテリジェント統合管理データベースをインストールするローカルディスク上のディレクトリを絶対パス形式で指定します。クラスタ環境の共有ディスクは指定しないでくさい。
-
Windowsの場合
半角英数字,「_」(アンダースコア),「\」,「(」,「)」,「.」(ピリオド),および半角スペースで構成される200文字以内の文字列で指定してください。
-
Linuxの場合
半角英数字,「_」(アンダースコア),「/」(スラッシュ),および「.」(ピリオド)で構成される200文字以内の文字列で指定してください。
セットアップ時,指定したディレクトリの直下に「imgndbbin+論理ホスト番号」のディレクトリを作成し,インテリジェント統合管理データベースを展開します。すでにインテリジェント統合管理データベースを構築済みの場合は,構築時の指定内容から変更できません。
デフォルトは次のとおりです。
Windowsの場合:Managerパス\dbms
Linuxの場合:/var/opt/jp1imm/dbms
指定を省略した場合は,デフォルトの値が仮定されます。
-
- LOGICALHOSTNUMBER=論理ホスト番号
-
論理ホスト用のインテリジェント統合管理データベースで論理ホストを識別する番号を1〜9の半角数値で指定します。
論理ホストを追加する場合は,すでに存在する番号と同じ番号は指定できません。
実行系と待機系で同じ番号を指定してください。
すでにインテリジェント統合管理データベースを構築済みの場合は,構築時の指定内容から変更できません。
デフォルトの値はありません。指定は省略できません。
- RETENTION=トレンドデータ管理DBの時系列データ保存期間
-
トレンドデータ管理DBに保存したデータの保存期間(単位:日)を指定します。
指定できる範囲は,1〜1096です。
デフォルトは32です。指定を省略した場合は,デフォルトの値が仮定されます。
運用中に設定を変更する場合,この値を変更して,jimgndbsetupコマンドを実行します。論理ホスト環境では,コマンドの延長でサービスは再起動せず停止したままとなるため,コマンドの実行後に手動でサービスを開始する必要があります。
- USERNAME=インテリジェント統合管理データベースの起動に使用するOSユーザー名
-
Linux環境でインテリジェント統合管理データベースを起動するOSユーザー名(root以外のユーザーで実際に存在するユーザー,かつ,ログイン可能なユーザー)を指定します。Windows環境で指定した場合は無視されます。
デフォルトの値はありません。指定は省略できません。
運用中に設定を変更する場合,この値を変更して,jimgndbsetupコマンドを実行します。論理ホスト環境では,コマンドの延長でサービスは再起動せず停止したままとなるため,コマンドの実行後に手動でサービスを開始する必要があります。
- TDDBDISKMAX=トレンドデータ管理DBの最大ディスク所要量
-
トレンドデータ管理DBのディスク所要量の上限(単位:ギガバイト)を指定します。トレンドデータ管理DBのディスク所要量がこの値の90%を超えた場合に,データの自動削除が行われます。0を指定した場合は,上限を設定しません。
指定できる範囲は,0または10〜131072です。
デフォルトは150です。指定を省略した場合は,デフォルトの値が仮定されます。
運用中に設定を変更する場合,この値を変更して,jimgndbsetupコマンドを実行します。コマンドの延長でサービスを再起動し,反映されます。
- 注意事項
-
トレンドデータ管理DBのディスク所要量の監視機能を利用する場合,この項目には,トレンドデータ管理DBに格納されるトレンドデータの10日分のデータサイズを超える値を指定することを推奨します。
- TDDBCUTOFFTERM=トレンドデータを削除する場合の切り捨て期間
-
トレンドデータ管理DBのディスク所要量がTDDBDISKMAXに指定したサイズの90%に達した場合に,削除するトレンドデータの期間(単位:日)を指定します。TDDBDISKMAXに0を指定した場合,この項目は無視されます。
指定できる範囲は,1〜31です。
デフォルトは7です。指定を省略した場合は,デフォルトの値が仮定されます。
運用中に設定を変更する場合,この値を変更して,jimgndbsetupコマンドを実行します。コマンドの延長でサービスを再起動し,反映されます。
定義例
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Windowsの場合
#IM DATABASE SERVICE - Logical Host Number LOGICALHOSTNUMBER=1 #IM DATABASE SERVICE - Logical Host Name LOGICALHOSTNAME= #IM GNDATABASE SERVICE - Port Number IMGNDBPORT=5433 #TREND DATA MANEGEMENT SERVICE - Port Number TDMSPORT=5434 #IM DATABASE SERVICE - Data Storage Directory (Shared Data Area) SHAREGNDBDIR=S:\share\JP1IMM\gndb #IM GNDATABASE SERVICE - Data Base Binary IMGNDBENVDIR=C:\Program Files (x86)\Hitachi\JP1IMM\dbms # IM GNDATABASE SERVICE - Retention RETENTION=32 # TREND DATA DATABASE - MAX DISK SIZE [GB] TDDBDISKMAX=764 # TREND DATA DATABASE - CUT-OFF TERM [Days] TDDBCUTOFFTERM=7
-
Linuxの場合
#IM DATABASE SERVICE - Logical Host Number LOGICALHOSTNUMBER=1 #IM DATABASE SERVICE - Logical Host Name LOGICALHOSTNAME= #IM GNDATABASE SERVICE - Port Number IMGNDBPORT=5433 #TREND DATA MANEGEMENT SERVICE - Port Number TDMSPORT=5434 #IM DATABASE SERVICE - Data Storage Directory (Shared Data Area) SHAREGNDBDIR=/share/jp1imm/gndb #IM GNDATABASE SERVICE - Data Base Binary IMGNDBENVDIR=/var/opt/jp1imm/dbms # IM GNDATABASE SERVICE - Retention RETENTION=32 # IM GNDATABASE SERVICE - Username USERNAME=USER01 # TREND DATA DATABASE - MAX DISK SIZE [GB] TDDBDISKMAX=764 # TREND DATA DATABASE - CUT-OFF TERM [Days] TDDBCUTOFFTERM=7