Hitachi

JP1 Version 13 JP1/Integrated Management 3 - Manager コマンド・定義ファイル・APIリファレンス


インテリジェント統合管理データベースセットアップ情報ファイル(jimgndbsetupinfo.conf)

〈このページの構成〉

形式

#IM GNDATABASE SERVICE - Port Number
IMGNDBPORT=インテリジェント統合管理データベースのポート番号
#TREND DATA MANEGEMENT SERVICE - Port Number
TDMSPORT=トレンドデータ管理サービスのポート番号
#IM GNDATABASE SERVICE - Data Storage Directory 
IMGNDBDIR=インテリジェント統合管理データベースのデータ格納ディレクトリ
#IM GNDATABASE SERVICE - Data Base Binary 
IMGNDBENVDIR=インテリジェント統合管理データベースのインストール先ディレクトリ
#IM GNDATABASE SERVICE - Retention
RETENTION=トレンドデータ管理DBの時系列データの保存期間
#IM GNDATABASE SERVICE - Username
USERNAME=インテリジェント統合管理データベースの起動に使用するOSのユーザー名
# TREND DATA DATABASE - MAX DISK SIZE [GB]
TDDBDISKMAX=トレンドデータ管理DBの最大ディスク所要量
# TREND DATA DATABASE - CUT-OFF TERM [Days]
TDDBCUTOFFTERM=トレンドデータを削除する場合の切り捨て期間

ファイル

jimgndbsetupinfo.conf

jimgndbsetupinfo.conf.model(モデルファイル)

注※ インストーラーによって,モデルファイルの複製から拡張子「.model」を削除して作成されます。

格納先ディレクトリ

Windowsの場合

Managerパス\conf\imgndb\setup\

Linuxの場合

/etc/opt/jp1imm/conf/imgndb/setup/

説明

インテリジェント統合管理データベースのセットアップ時に必要な定義を記述するファイルです。

文字コード

ASCII(マルチバイトは指定できません)

定義の反映時期

セットアップ時(jimgndbsetupコマンドの実行時)に,このファイルの内容を読み込み,各項目に指定された値でインテリジェント統合管理データベースの環境を構築します。

記述内容

IMGNDBPORT=インテリジェント統合管理データベースのポート番号

インテリジェント統合管理データベースが使用するポート番号を指定します。

指定するポート番号は,システムおよびセットアップで作成するホスト単位で一意の値である必要があります。

デフォルトは20705です。指定を省略した場合は,デフォルトの値が仮定されます。

運用中に設定を変更する場合,この値を変更して,jimgndbsetupコマンドを実行します。コマンドの延長でサービスを再起動し,反映されます。

TDMSPORT=トレンドデータ管理サービスのポート番号

トレンドデータ管理サービスが使用するポート番号を指定します。

指定するポート番号はシステムおよびセットアップで作成するホスト単位で一意の値である必要があります。

デフォルトは20706です。指定を省略した場合は,デフォルトの値が仮定されます。

運用中に設定を変更する場合,この値を変更して,jimgndbsetupコマンドを実行します。コマンドの延長でサービスを再起動し,反映されます。

IMGNDBDIR=インテリジェント統合管理データベースのデータ格納ディレクトリ

インテリジェント統合管理データベースのデータを格納するディレクトリを絶対パス形式で指定します。

  • Windowsの場合

    半角英数字,「_(アンダースコア),「\」,「(」,「)」,「.」(ピリオド),および半角スペースで構成される100文字以内の文字列で指定してください。

  • Linuxの場合

    半角英数字,「_(アンダースコア),「/(スラッシュ),および「.」(ピリオド)で構成される100文字以内の文字列で指定してください。

セットアップ時,指定したディレクトリの直下にimgndbディレクトリを作成し,トレンドデータ管理DBを構築します。すでにトレンドデータ管理DBを構築済みの場合は,構築時の指定内容から変更できません。

デフォルトは次のとおりです。

Windowsの場合:Managerパス\database

Linuxの場合:/var/opt/jp1imm/database

指定を省略した場合は,デフォルトの値が仮定されます。

IMGNDBENVDIR=インテリジェント統合管理データベースのインストール先ディレクトリ

インテリジェント統合管理データベースをインストールするディレクトリを絶対パス形式で指定します。

  • Windowsの場合

    半角英数字,「_(アンダースコア),「\」,「(」,「)」,「.」(ピリオド),および半角スペースで構成される200文字以内の文字列で指定してください。

  • Linuxの場合

    半角英数字,「_(アンダースコア),「/(スラッシュ),および「.」(ピリオド)で構成される200文字以内の文字列で指定してください。

セットアップ時,指定したディレクトリの直下にimgndbbinディレクトリを作成し,インテリジェント統合管理データベースを展開します。すでにインテリジェント統合管理データベースを構築済みの場合は,構築時の指定内容から変更できません。

デフォルトは次のとおりです。

Windowsの場合:Managerパス\dbms

Linuxの場合:/var/opt/jp1imm/dbms

指定を省略した場合は,デフォルトの値が仮定されます。

RETENTION=トレンドデータ管理DBの時系列データ保存期間

トレンドデータ管理DBに保存したデータの保存期間(単位:日)を指定します。

指定できる範囲は,1〜1096です。

デフォルトは32です。指定を省略した場合は,デフォルトの値が仮定されます。

運用中に設定を変更する場合,この値を変更して,jimgndbsetupコマンドを実行します。コマンドの延長でサービスを再起動し,反映されます。

USERNAME=インテリジェント統合管理データベースの起動に使用するOSユーザー名

Linux環境でインテリジェント統合管理データベースを起動するOSユーザー名(root以外のユーザーで実際に存在するユーザー,かつ,ログイン可能なユーザー)を指定します。Windows環境で指定した場合は無視されます。

デフォルトの値はありません。指定は省略できません。

運用中に設定を変更する場合,この値を変更して,jimgndbsetupコマンドを実行します。コマンドの延長でサービスを再起動し,反映されます。

TDDBDISKMAX=トレンドデータ管理DBの最大ディスク所要量

トレンドデータ管理DBのディスク所要量の上限(単位:ギガバイト)を指定します。トレンドデータ管理DBのディスク所要量がこの値の90%を超えた場合に,データの自動削除が行われます。0を指定した場合は,上限を設定しません。

指定できる範囲は,0または10〜131072です。

デフォルトは150です。指定を省略した場合は,デフォルトの値が仮定されます。

運用中に設定を変更する場合,この値を変更して,jimgndbsetupコマンドを実行します。コマンドの延長でサービスを再起動し,反映されます。

注意事項

トレンドデータ管理DBのディスク所要量の監視機能を利用する場合,この項目には,トレンドデータ管理DBに格納されるトレンドデータの10日分のデータサイズを超える値を指定することを推奨します。

TDDBCUTOFFTERM=トレンドデータを削除する場合の切り捨て期間

トレンドデータ管理DBのディスク所要量がTDDBDISKMAXに指定したサイズの90%に達した場合に,削除するトレンドデータの期間(単位:日)を指定します。TDDBDISKMAXに0を指定した場合,この項目は無視されます。

指定できる範囲は,1〜31です。

デフォルトは7です。指定を省略した場合は,デフォルトの値が仮定されます。

運用中に設定を変更する場合,この値を変更して,jimgndbsetupコマンドを実行します。コマンドの延長でサービスを再起動し,反映されます。

定義例

#IM GNDATABASE SERVICE - Port Number
IMGNDBPORT=20705
#TREND DATA MANEGEMENT SERVICE - Port Number
TDMSPORT=20706
#IM GNDATABASE SERVICE - Data Storage Directory 
IMGNDBDIR=C:\Program Files (x86)\Hitachi\JP1IMM\database
#IM GNDATABASE SERVICE - Data Base Binary 
IMGNDBENVDIR=C:\Program Files (x86)\Hitachi\JP1IMM\dbms
# IM GNDATABASE SERVICE - Retention
RETENTION=32
# TREND DATA DATABASE - MAX DISK SIZE [GB]
TDDBDISKMAX=764
# TREND DATA DATABASE - CUT-OFF TERM [Days]
TDDBCUTOFFTERM=7
#IM GNDATABASE SERVICE - Port Number
IMGNDBPORT=20705
#TREND DATA MANEGEMENT SERVICE - Port Number
TDMSPORT=20706
#IM GNDATABASE SERVICE - Data Storage Directory 
IMGNDBDIR=/var/opt/jp1imm/database
#IM GNDATABASE SERVICE - Data Base Binary 
IMGNDBENVDIR=/var/opt/jp1imm/dbms
# IM GNDATABASE SERVICE - Retention
RETENTION=32
# IM GNDATABASE SERVICE - Username
USERNAME=USER01
# TREND DATA DATABASE - MAX DISK SIZE [GB]
TDDBDISKMAX=764
# TREND DATA DATABASE - CUT-OFF TERM [Days]
TDDBCUTOFFTERM=7