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JP1 Version 13 JP1/Integrated Management 3 - Manager コマンド・定義ファイル・APIリファレンス


jimgndbsetup

〈このページの構成〉

機能

インテリジェント統合管理データベースとトレンドデータ管理サービスのセットアップ(インストールとデータベースの構築)を行うコマンドです。

また,セットアップ済みの場合は,データベースの設定の確認,および,変更を行います。

形式

jimgndbsetup  {-f セットアップ情報ファイル名
                [-h 論理ホスト名 -c {online|standby}]
                [-q]
              | -display [-h 論理ホスト名] }

コマンドの各引数の並びは順不同です。

実行権限

Windowsの場合:Administrators権限(WindowsのUAC機能が有効な場合は管理者コンソールから実行)

Linuxの場合:スーパーユーザー権限

格納先ディレクトリ

Windowsの場合

Managerパス\bin\imgndb\

Linuxの場合

/opt/jp1imm/bin/imgndb/

引数

-f セットアップ情報ファイル名

インテリジェント統合管理データベースのインストール先ディレクトリやポート番号を記述したセットアップ情報ファイルを指定します。インテリジェント統合管理データベースを構築する環境に応じて,次に示すファイル名を指定します。

物理ホスト環境に構築する場合

インテリジェント統合管理データベースセットアップ情報ファイル名

クラスタ環境に構築する場合

クラスタ環境インテリジェント統合管理データベースセットアップ情報ファイル名

ファイル名は,フルパスまたはこのコマンドを実行した場所からの相対パス形式で指定します。パスに空白を含む場合は「"」で囲んで指定します。

-h 論理ホスト名

-fオプションに,クラスタ環境インテリジェント統合管理データベースセットアップ情報ファイル名を指定する場合,論理ホスト名を必須で指定します。論理ホスト名には,JP1/Baseで設定した論理ホスト名を,大文字・小文字を含めて正確に指定してください。

指定した論理ホストに対応するインテリジェント統合管理データベースをセットアップします。クラスタシステムを使用していない場合は指定不要です。

なお,論理ホスト名にJP1_DEFAULTは指定できません。

-c {online|standby}

-hオプションを指定する場合,クラスタ構成の実行系および待機系のセットアップ種別を必須で指定します。指定できるセットアップ種別を次に示します。

  • online

    実行系をセットアップする場合に指定します。

  • standby

    待機系をセットアップする場合に指定します。

    インテリジェント統合管理データベースのインストールだけを行い,データベースの構築はスキップします。

実行系と待機系の両方で-cオプションにstandbyを指定してしまった場合は,データベースの構築は行われません。その場合は,コマンド終了後に一度アンセットアップしてから,コマンドを再実行してください。

また,非クラスタ環境で,論理ホスト運用をする場合はonlineを指定してください。

-q

ユーザー確認を省略してコマンドを実行する場合に指定します。

-display

インテリジェント統合管理データベースとトレンドデータ管理サービスが構築されているかどうかを確認する場合に指定します。

また,構築済みの場合は,次に示すセットアップ時の設定情報を,KNAN12094-Iメッセージで出力します。

  • インテリジェント統合管理データベースのポート番号

  • トレンドデータ管理サービスのポート番号

  • データ格納ディレクトリ

  • インストールディレクトリ

  • データ保存期間

戻り値

0

正常終了

1

異常終了

2

異常終了(ファイルまたはプロセスが残っているおそれがある場合)

3

ユーザーがキャンセルした(KNAN12009-Qメッセージで「N/n」を入力して処理を中断した場合)

ログの出力

このコマンドは,次に示すプロセス別トレースログを出力します。統合トレースログは出力しません。

注意事項

使用例1

使用例2

使用例3