4.15 [監視ツリー(編集中)]画面
[監視ツリー(編集中)]画面は,[監視ツリー]画面で監視する監視ノードを設定するための画面です。この画面で設定した内容を監視オブジェクトDBに反映すると,ログインしているすべてのビューアーに設定内容が反映されます。この画面は,[監視ツリー]画面で[オプション]−[ツリー編集]を選択すると表示されます。
[監視ツリー(編集中)]画面の例を次に示します。
表示項目を次に示します。
- ツリー表示領域
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監視する業務システムを構成している要素をツリー構造で表示します。ツリー表示領域に表示される項目については,「4.1 [監視ツリー]画面の概要」の説明を参照してください。ただし,[監視ツリー(編集中)]画面では,仮想ルートノードは表示されません。
- 詳細表示領域
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ツリー表示領域で選択した監視グループの子ノード,またはツリー表示領域で選択した監視オブジェクトの詳細情報(監視ノード名,監視ノード種別)が表示されます。詳細表示領域に表示される項目については,「4.1 [監視ツリー]画面の概要」の説明を参照してください。をクリックするとマップ表示に,をクリックすると詳細表示に切り替えることができます。
- [上の監視グループへ]
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ツリー表示領域で選択されている監視ノードの親監視グループを選択します。ツリー表示領域内では,フォーカスが移動し,詳細表示領域では,フォーカスが移動した監視グループの詳細が表示されます。
- [アイコン表示]
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ツリー表示領域で選択されている監視グループまたは監視オブジェクトの情報を詳細表示領域にマップ表示します。アイコンの位置を少しでも動かすと,位置が記憶され,固定します。この画面で設定したアイコンの位置は,[監視ツリー]画面のマップ表示に引き継がれます。
- [詳細表示]
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ツリー表示領域で選択されている監視グループまたは監視オブジェクトの情報を詳細表示領域に詳細表示します。
- [矩形選択]
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監視グループまたは監視オブジェクトのアイコンを同時に複数選択する場合にクリックします。このボタンが選択された状態で,マップ上をマウスの左ボタンでドラッグすると,矩形が描かれます。矩形内に入ったすべてのアイコンが選択されます。詳細表示されている場合は,このボタンは非活性です。
- [等間隔に整列]
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監視グループまたは監視オブジェクトのアイコン位置情報をリセットし,等間隔に整列して,固定します。この画面で設定したアイコンの位置は,[監視ツリー]画面のマップ表示に引き継がれます。詳細表示されている場合は,このボタンは非活性です。
- ポップアップメニュー
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ツリー表示領域および詳細表示領域でマウスの右ボタンをクリックすると,ポップアップメニューを表示できます。
なお,次のポップアップメニューは,特定の条件を満たした場合だけ表示されます。
- [背景画像設定]
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マップ表示時に詳細表示領域のアイコンを選択していない状態(アイコン以外の領域)で右クリックした場合に選択できます。
マップ表示時の背景画像を読み込みます。
- [表示順序]
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[ビジュアルアイコンを使用]メニューにチェックマークが付いている場合に選択できます。複数の監視ノードが選択されている場合でも,このメニューは選択できます。
監視ノードの表示順序を次のメニューから変更できます。
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[最前面へ移動]
選択している監視ノードを最前面に表示します。
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[前面へ移動]
選択している監視ノードを前面にある監視ノードから順に,表示順序を一つ繰り上げます。
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[背面へ移動]
選択している監視ノードを背面にある監視ノードから順に,表示順序を一つ繰り下げます。
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[最背面へ移動]
選択している監視ノードを最背面に表示します。
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そのほかのポップアップメニュー項目については,次のメニュー項目の説明を参照してください。
次に,[監視ツリー(編集中)]画面のメニュー項目を説明します。
注※ [ログイン情報を保持する]をチェックしておくと,一度ログインすれば,ログアウトするまでユーザー名・パスワード・接続ホスト名が保持されるため,以降のサーバ接続操作でログインの操作は必要ありません。
- [監視ツリー(編集中)]画面のタイトルバーの表示について
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[監視ツリー(編集中)]画面のタイトルバーには,次の二つの情報が表示されます。
- バージョン情報
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[監視ツリー(編集中)]画面に編集対象の監視ツリーのデータバージョンが表示されます。デフォルトでは「09-00」と表示されます。
サーバへの接続操作をすると,サーバのJP1/IM - Manager(セントラルスコープ)のバージョンに表示が変わります。また,ローカルホストに保存したCSVファイルを開くと,CSVファイルのデータバージョンに表示が変わります。
バージョン情報は,サーバの監視ツリーまたはCSVファイルのデータバージョンです。製品のバージョンではありません。
- ログイン情報
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ログイン情報の保持を有効にしている場合に表示されます。デフォルトは無効です(ログイン情報は表示されていません)。
メニューから[ファイル]−[ログイン情報を保持する]にチェックマークを付けたあと,次に示す操作をしたときに有効になります。
表4‒7 ログインを必要とする操作 画面名
操作
説明
監視ツリー(編集中)
[ファイル]−[サーバからツリーを取得]を選択
監視ツリーの既存の設定をJP1/IM - Managerから取得する。
[ファイル]−[サーバのツリーを更新]を選択
監視ツリーの編集内容をJP1/IM - Managerに反映する。
[オプション]−[ツリーの自動生成]を選択
監視ツリーを自動生成する。
[オプション]−[最新定義取得]を選択
JP1/IM - Manager上の共通条件定義の最新情報を取得する。
[編集]−[ビジュアル監視画面一覧編集]を選択
[ビジュアル監視画面一覧編集]画面を表示する。
ビジュアル監視(編集中)
[サーバからのビジュアル監視データを取得]ボタンをクリック
JP1/IM - Manager上のビジュアル監視データを読み込む。
[サーバのビジュアル監視データを更新]ボタンをクリック
編集したビジュアル監視データをJP1/IM - Manager上に反映する。
一度[ログイン情報を保持する]を有効にすると,次回以降[監視ツリー(編集中)]画面を開いたときでも,設定は有効のままです。
なお,設定が有効になっている場合,次のように表示されます。
ログイン情報:ユーザー名@ホスト名(またはIPアドレス)
図4‒24 ログイン情報の保持有無によるタイトルバーの違い なお,自動ログインでエラーが発生した場合には,保持されているログイン情報が破棄されます。エラーダイアログボックスが表示され,操作の処理が中断されます。
この場合は再度ログインを必要とする操作をしたときに,[ログイン]画面が表示され,ここで入力したログイン情報が保持されます。