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JP1 Version 13 JP1/Integrated Management 3 - Manager 導入・設計ガイド


付録K.5 操作ログを出力するための設定

操作ログを出力するためには,操作ログ定義ファイル(imm_operationlog.conf)で設定が必要です。操作ログ定義ファイル(imm_operationlog.conf)の詳細については,マニュアル「JP1/Integrated Management 3 - Manager コマンド・定義ファイル・APIリファレンス」の「操作ログ定義ファイル(imm_operationlog.conf)」(2. 定義ファイル)を参照してください。

〈この項の構成〉

(1) 操作ログを出力するための設定手順

(a) 物理ホストの場合

1. 操作ログ定義ファイル(imm_operationlog.conf)を編集する。
1-1 ENABLEパラメーターを設定する。

操作ログ定義ファイル(imm_operationlog.conf)をエディターで開き,ENABLEパラメーターを次のように変更します。

  • 変更前(初期設定)

    "ENABLE"=dword:00000000

  • 変更後

    "ENABLE"=dword:00000001

1-2 操作ログの出力先を初期設定から変更する場合,LOGFILEDIRパラメーターを設定する。

LOGFILEDIRパラメーターを次のように変更します。

Windowsの場合

  • 変更前(初期設定)

    "LOGFILEDIR"="Managerパス\log\operationlog"

  • 変更後

    "LOGFILEDIR"="任意の出力先"

UNIXの場合

  • 変更前(初期設定)

    "LOGFILEDIR"="/var/opt/jp1imm/log/operationlog"

  • 変更後

    "LOGFILEDIR"="任意の出力先"

1-3 必要があれば,ログファイルのサイズ(LOGSIZE)およびログファイルの保存面数(LOGFILENUM)を設定する。

2. jbssetcnfコマンドを実行する。

設定内容が共通定義情報に反映されます。

3. 設定を有効にする。

JP1/IM - Managerを再起動すると設定が有効になります。

(b) 論理ホストの場合

1. 物理ディスク上の操作ログ定義ファイル(imm_operationlog.conf)を共有ディスクにコピーする。

2. コピーした共有ディスク上の操作ログ定義ファイル(imm_operationlog.conf)を編集する。
2-1 JP1/IM - Managerの環境設定のキー名称に論理ホスト名を設定する。

操作ログ定義ファイル(imm_operationlog.conf)をエディターで開き,[JP1_DEFAULT\JP1IMM\OPERATION]パラメーターを次のように設定します。

  • 変更前(初期設定)

    [JP1_DEFAULT\JP1IMM\OPERATION]

  • 変更後

    [論理ホスト名\JP1IMM\OPERATION]

2-2 ENABLEパラメーターを設定する。

ENABLEパラメーターを次のように設定します。

  • 変更前(初期設定)

    "ENABLE"=dword:00000000

  • 変更後

    "ENABLE"=dword:00000001

2-3 操作ログの出力先を設定する。

LOGFILEDIRパラメーターに出力先を設定します。出力先には存在し,かつ書き込みできるディレクトリを指定してください。論理ホスト側の操作ログは,共有ディスク上に出力するように指定することをお勧めします。

Windowsの場合の設定例

  • 変更前(初期設定)

    "LOGFILEDIR"="Managerパス\log\operationlog"

  • 変更後

    "LOGFILEDIR"="共有フォルダ\JP1IMM\log\operationlog"

UNIXの場合の設定例

  • 変更前(初期設定)

    "LOGFILEDIR"="/var/opt/jp1imm/log/operationlog"

  • 変更後

    "LOGFILEDIR"="共有ディレクトリ/jp1imm/log/operationlog"

2-4 必要があれば,ログファイルのサイズ(LOGSIZE)およびログファイルの保存面数(LOGFILENUM)を設定する。

3. 実行系でjbssetcnfコマンドを実行する。

定義ファイルの設定内容が共通定義情報に反映されます。

4. 実行系の設定を待機系に反映する。

クラスタ運用の場合,共通定義情報を各サーバ上で一致させる必要があります。詳細については,マニュアル「JP1/Integrated Management 3 - Manager 構築ガイド」の「7.8.1 ファイルでの設定変更(Windowsの場合)」または「8.8.1 ファイルでの設定変更(UNIXの場合)」を参照してください。

5. 設定を有効にする。

クラスタソフトからJP1/IM - Managerを再起動すると設定が有効になります。