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JP1 Version 13 JP1/Integrated Management 3 - Manager 導入・設計ガイド


15.4.1 ホスト名とIPアドレス

JP1/IMはホスト名として,hostnameコマンド実行時に表示されるホスト名,またはクラスタ運用時に指定する論理ホスト名を使って動作します。

JP1/IMの各機能に指定するホスト名は,hostnameコマンド実行時に表示されるホスト名,または論理ホスト名を指定してください。

JP1/IMが使用するホスト名がIPアドレスに変換できるよう,hostsなどに設定してください。

DNSを使用して,FQDN形式で管理する場合は,「15.3.10 FQDN形式のホスト名の監視対象ホストを管理する場合のシステム構成」を参照してください。

また,論理ホスト名は次に示す条件で指定してください。

IMデータベースを使用しない場合に指定できる文字数
  • Windowsの場合:1〜196バイト(推奨:63バイト以内)

  • UNIXの場合:1〜255バイト(推奨:63バイト以内)

IMデータベースを使用する場合に指定できる文字数
  • 1〜32バイト

それ以外のホスト名を使う場合は,「15.4.3 複数のネットワークに接続された構成での運用」を参照してください。

また,次の点について確認してください。

〈この項の構成〉

(1) 統合エージェントホストのIPアドレスについて

統合エージェントホストに,複数のIPアドレスが設定されていても動作できます。ただし,統合エージェントが,JP1/IM - Managerまたはリモート監視するホストに対して通信を行うときは,使用する送信元のIPアドレスが不定となります。

また,ファイアウォールなどで,特定のIPアドレスだけが通過するように設定されている環境の場合は,通信に失敗するおそれがあります。