15.3.4 JP1/Cm2/NNMまたはHP NNMと連携して,ネットワークを監視する場合の構成
JP1/IM - Mを,バージョン8以前のJP1/Cm2/NNMまたはバージョン7.5以前のHP NNMと連携して使うと,システムのネットワークを監視できます。
JP1/IM - Viewの画面から,バージョン8以前のJP1/Cm2/NNMまたはバージョン7.5以前のHP NNMの画面を呼び出せます。また,バージョン8以前のJP1/Cm2/NNMまたはバージョン7.5以前のHP NNMが管理するSNMPトラップをJP1/BaseがJP1イベントに変換して,JP1/IM - Viewの[イベントコンソール]画面で監視できます。
各ホストで必要なプログラムを次に示します。
- マネージャー
-
-
JP1/IM - Manager
セントラルコンソールとセントラルスコープを稼働させています。セントラルスコープは,業務とJP1イベントを関連づけて監視する場合に必要です。業務の実行状況などをJP1イベントとして監視するだけであれば,必要ありません。
-
JP1/Base
-
- エージェント(ネットワーク管理マネージャーホスト)
-
-
バージョン8以前のJP1/Cm2/NNMまたはバージョン7.5以前のHP NNM
-
HTTPサーバ
バージョン8以前のJP1/Cm2/NNMのWWWページを表示するために必要です。
-
JP1/Base
-
- (ネットワーク管理エージェントホスト)
-
-
JP1/Extensible SNMP Agentなど
-
- ビューアー
-
-
JP1/IM - View
-
WWWブラウザー
バージョン8以前のJP1/Cm2/NNMのWWWページを表示するために必要です。
-
- SNMPトラップをJP1イベントに変換したときの重大度
-
-
SNMPトラップをJP1イベントに変換すると,SNMPトラップでの重要度は,JP1イベントでは次の表のように重大度として変換されます。
表15‒6 SNMPトラップをJP1イベントに変換したときの重大度 SNMPトラップでの重要度
変換後のJP1イベントでの表示(重大度)
Normal
Information
Warning
Warning
Minor
Error
Major
Critical
Critical
Alert
このような注意事項やSNMPトラップの変換方法については,マニュアル「JP1/Base 運用ガイド」に記述があります。SNMPトラップ変換については,マニュアル「JP1/Base 運用ガイド」のイベント変換機能の設定の章を参照してください。
-
バージョン8以前のJP1/Cm2/NNMまたはバージョン7.5以前のHP NNMなどが発行するSNMPトラップをJP1/BaseでJP1イベントに変換して監視する場合,障害発生元のIPアドレスが正しく受信できないことがあります。これは,JP1/BaseでSNMPトラップをJP1イベントに変換した場合,JP1イベントの「発行元IPアドレス」属性に設定される値が,SNMPトラップを発行したホストのIPアドレスではなく,JP1/BaseがあるホストのIPアドレスであるためです。SNMPトラップを発行したホスト名を取得するには,拡張属性の「SNMPトラップ発生ソース」を指定してください。「SNMPトラップ発生ソース」属性は,変数では「$EV"SNMP_SOURCE"」と指定します。
- メモ
-
JP1/Cm2/NNMiまたはHP NNMiと連携したシステム構成については,マニュアル「JP1/Integrated Management 3 - Event Gateway for Network Node Manager i」を参照してください。
-