15.2.3 バージョン10のJP1/IMマネージャー製品からのバージョンアップについて
- 〈この項の構成〉
(1) バージョン10のセントラルコンソールからのバージョンアップについて
JP1/IM - Managerをバージョン10からバージョン13にバージョンアップする場合,事前に設定情報のバックアップをしてください。バックアップの方法は,過去のバージョンのマニュアルを参照してください。
統合監視DBを使用している場合,JP1/IM - Managerをバージョン10からバージョン13にバージョンアップしたあとに,jimdbupdateコマンドを実行してください。なお,jimdbupdateコマンドの実行前に,バックアップをしてください。
バージョンアップすると,バージョン10のJP1/IM - Managerのセントラルコンソールの定義情報が引き継がれます。ただし,次の点に注意してください。
-
論理ホスト(クラスタ)環境についてはjp1cohaverupコマンドを実行して今バージョンで追加された定義情報を反映する必要があります。
参照先:マニュアル「JP1/Integrated Management 3 - Manager コマンド・定義ファイル・APIリファレンス」の「jp1cohaverup」(1. コマンド)
(2) バージョン10のセントラルスコープからのバージョンアップについて
JP1/IM - Managerをバージョン10からバージョン13にバージョンアップする場合,事前に設定情報およびデータベースのバックアップをしてください。バックアップの方法は,過去のバージョンのマニュアルを参照してください。
バージョンアップすると,バージョン10のJP1/IM - Managerのセントラルスコープの定義情報が引き継がれます。また,セントラルスコープの有効・無効も引き継がれます。
(3) バージョン10のIM構成管理からのバージョンアップについて
JP1/IM - Managerをバージョン10からバージョン13にバージョンアップする場合,事前に設定情報のバックアップをしてください。バックアップの方法は,過去のバージョンのマニュアルを参照してください。
統合監視DBを使用している場合,JP1/IM - Managerをバージョン10からバージョン13にバージョンアップしたあとに,jimdbupdateコマンドを実行してください。なお,jimdbupdateコマンドの実行前に,バックアップをしてください。
バージョンアップすると,バージョン10のJP1/IM - ManagerのIM構成管理の定義情報が引き継がれます。また,IM構成管理の有効・無効も引き継がれます。
バージョン10のJP1/IM - ManagerでIM構成管理を使用している環境からバージョンアップインストールする場合は,IM構成管理のコマンドに関する内部ログのサイズ拡張を行うため,次のログファイルを別名で保存または削除してください。
- Windowsの場合
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Managerパス\log\imcf\jcfcommand[n※].log
Managerパス\log\imcf\mmap\jcfcommand.mm
- UNIXの場合
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/var/opt/jp1imm/log/imcf/jcfcommand[n※].log
/var/opt/jp1imm/log/imcf/mmap/jcfcommand.mm
- 注※
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nは数字
(4) JP1/IM - Agentを利用する場合の設定
JP1/IM - Managerをバージョンアップすると,JP1/IM - Agentを利用するための統合エージェント管理基盤がインストールされます。
JP1/IM - Agentを利用する場合は,次の手順を実施してください。
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.modelファイルから設定ファイルを生成する。
-
次のコピーを実施します。
コピー元
コピー先
jpc_imbase_service.xml.model
jpc_imbase_service.xml
jpc_imbaseproxy_service.xml.model
jpc_imbaseproxy_service.xml
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jpc_imbase_service.xml,jpc_imbaseproxy_service.xmlの設定を変更します。
変数名
書き換える値
@@autostart@@
「Manual」に置換します。
@@hostname1@@
空文字に置換します。
@@hostnameopt@@
空文字に置換します。
@@wordseparator@@
空文字に置換します。
@@installdir1@@
JP1/IM - Managerのインストール先ディレクトリのパスに置換します。
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サーバ証明書とサーバ証明書のキーファイルを設定する。
統合エージェントホストと暗号通信を行う場合は,サーバ証明書とサーバ証明書のキーファイルを設定します。
論理ホスト(クラスタ)環境については,Windowsの場合だけ,次の手順を実施してください。
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論理ホスト用のファイルを作成する。
更新前のバージョンでクラスタ環境を構築していた場合は,Manageパス\bin\imdd\imagentフォルダ下で,次の表に示すコピーを実施します。
コピー元
コピー先
jpc_imbase_service.exe
jpc_imbase_service_論理ホスト名.exe
jpc_imbaseproxy_service.exe
jpc_imbaseproxy_service_論理ホスト名.exe
(5) 注意事項
次に示す製品へは,上書き・バージョンアップインストールできません。
次の製品がインストールされている場合は,必ずアンインストールしてください。
・P-242C-8EA4 JP1/IM - Manager 10-00〜10-50
・P-CC242C-8EAL Job Management Partner 1/Integrated Management - Manager 10-00〜10-50