10.3 VMware vCenter Operations Managerとの連携(標準機能を使用した他製品連携の一例)
- 重要
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本章は,他製品連携の一例としてJP1/Base,JP1/IM - ManagerおよびJP1/IM - Viewの標準機能を使用したVMware vCenter Operations Managerとの連携方法を説明するものです。
VMware vCenter Operations ManagerおよびVMware vCenter Orchestratorのバージョンによっては本章の方法で連携できない場合があります。事前に連携製品の仕様を確認し,本章の方法で連携できることを検証してください。
セントラルコンソールでは,VMware vCenter Operations Managerと連携することで,業務システムの稼働状況だけでなく,VMware vCenter Operations Managerで管理している仮想化基盤の稼働状況も一元管理できます。
セントラルコンソールで仮想化基盤の稼働状況を一元管理するためには,VMware vCenter Operations Managerで発生したアラートをVMware vCenter Orchestratorに通知し,VMware vCenter OrchestratorでアラートをJP1イベントに変換する必要があります。VMware vCenter OrchestratorでアラートをJP1イベントに変換するには,JP1/Baseのjevsendコマンドを利用します。
jevsendコマンドの詳細については,「JP1/Base 運用ガイド」のコマンドの章を参照してください。
VMware vCenter Orchestratorでアラート通知時に任意のコマンドを実行する方法については,VMware vCenter Orchestratorのマニュアルを参照してください。
また,セントラルコンソールで管理しているJP1イベントの[イベント詳細]画面からVMware vCenter Operations Managerの[アラート詳細]画面を呼び出すことで,仮想化基盤の稼働状況を調査できます。
JP1イベントの[イベント詳細]画面からVMware vCenter Operations Managerの[アラート詳細]画面を呼び出すためには,JP1イベント発行時に[アラート詳細]画面を呼び出すための情報をJP1イベントの拡張属性に設定する必要があります。
VMware vCenter Operations Managerの[アラート詳細]画面を呼び出すための情報については,VMware vCenter Operations Managerのマニュアルを参照してください。