7.7.1　対処アクションの自動実行の状態管理

対処アクションの自動実行の状態管理は，実行する対処アクションの種別により異なります。

〈この項の構成〉

(1)　対処アクション種別cmdで実行した場合
(2)　対処アクション種別restApiで実行した場合

(1)　対処アクション種別`cmd`で実行した場合

対処アクションの自動実行を，対処アクション種別cmdで実行した場合の状態遷移を図で表すと次のようになります。

図7‒3　対処アクションの自動実行の状態遷移（対処アクション種別`cmd`）

対処アクション種別にcmdを指定して対処アクションを自動実行する場合，正常時の状態は「送信待機中」「実行先取得中」「実行制御送信中」「DB保存中」「実行先送信中」「キューイング」「実行中」「終了」の順に遷移します。

コマンド生成に失敗すると状態が「実行不可」，エラーが発生すると状態が「送信失敗」または「実行失敗」となり，JP1/IM - Manager（インテリジェント統合管理基盤）で処理が終了します。

対処アクション種別がcmdの場合の状態について，次の表に示します。

表7‒8　対処アクション種別がcmdの場合の状態一覧
項番	状態	説明
1	送信待機中	実行要求が送信バッファーに管理されている状態。
2	送信先取得中	実行要求の送信先となる対処アクション実行制御のホストを取得している状態。
3	実行制御送信中	対処アクション実行制御へ実行要求を送信している状態（リトライ中も含む）。
4	DB保存中	対処アクション結果管理DBへ実行要求を保存している状態。
5	実行先送信中	統合エージェント管理基盤へ実行要求を送信している状態（リトライ中も含む）。
6	キューイング	統合エージェント管理基盤の実行キューにキューイングしている状態。
7	実行中	コマンドを実行している状態。
8	終了	コマンドがすでに実行終了している状態。なお，本状態は終了コードに左右されない。
10	状態不明	対処アクション結果管理DBからの状態取得に失敗したため，アクション状態が不明な状態。対処アクション機能がアクション状態を取得できなかったことを表す。
11	なし	アクション条件は設定されているが，実行するアクションが存在しない状態。
12	実行不可	対処アクション実行制御への実行要求前にエラーが発生し，アクションが実行できず終了している状態。
13	通信失敗	対処アクション実行制御への実行要求送信に失敗し，アクションが実行できず終了している状態。
14	実行失敗	統合エージェント管理基盤への実行要求は成功しているが，アクション実行時にエラーが発生し終了している状態。

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(2)　対処アクション種別`restApi`で実行した場合

対処アクションの自動実行を，対処アクション種別restApiで実行した場合の状態遷移を図で表すと次のようになります。

図7‒4　対処アクションの自動実行の状態遷移（対処アクション種別`restApi`）

対処アクション種別にrestApiを指定して対処アクションを自動実行する場合，正常時の状態は「送信待機中」「実行制御送信中」「DB保存中」「実行中」「終了」の順に遷移します。

コマンド生成に失敗すると状態が「実行不可」，エラーが発生すると状態が「通信失敗」または「実行失敗」となり，処理が終了します。

対処アクション種別がrestApiの場合の状態について，次の表に示します。

表7‒9　対処アクション種別がrestApiの場合の状態一覧
項番	状態	説明
1	送信待機中	実行要求が送信バッファーに管理されている状態。
2	実行制御送信中	対処アクション実行制御へ実行要求を送信している状態（リトライ中も含む）。
3	DB保存中	対処アクション結果管理DBへ実行要求を保存している状態。
4	実行中	REST APIを実行している状態。
5	終了	REST APIがすでに実行終了している状態。
6	状態不明	対処アクション結果管理DBからの状態取得に失敗したため，アクション状態が不明な状態。対処アクション機能がアクション状態を取得できなかったことを表す。
7	なし	アクション条件は設定されているが，実行するアクションが存在しない状態。
8	実行不可	連携先Webサーバへの実行要求前にエラーが発生し，アクションが実行できず終了している状態。
9	通信失敗	対処アクション実行制御への実行要求送信に失敗し，アクションが実行できず終了している状態。
10	実行失敗	連携先Webサーバへの実行要求は成功しているが，アクション実行時にエラーが発生し終了している状態。

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7.7.1 対処アクションの自動実行の状態管理

(1) 対処アクション種別cmdで実行した場合

(2) 対処アクション種別restApiで実行した場合

7.7.1　対処アクションの自動実行の状態管理

(1)　対処アクション種別`cmd`で実行した場合

(2)　対処アクション種別`restApi`で実行した場合