Hitachi

JP1 Version 13 JP1/Integrated Management 3 - Manager 導入・設計ガイド


7.1 対処アクションの概要

対処アクションは自動または手動で実行できます。対処アクションの自動実行は,受信したJP1イベントの内容だけで対処内容が決まる事象に対して,対処アクションを自動で実行する機能です。対処アクションの手動実行は,JP1イベントの内容だけで対処できない事象の場合に,監視オペレーターの判断によって適切な対処を実行するために利用する機能です。

それぞれの方法で実行した対処アクションが問題なく終了しているか,対処によって障害が解消されたか,などの対処結果を参照することもできます。

これらの機能は,JP1/IM - Agentと連携している場合に,JP1/IMのインテリジェント統合管理基盤が管理するシステムで利用できます。

対処アクションの自動実行機能と手動実行機能を組み合わせて使うことで,柔軟な対応が可能となり,監視オペレーターの負担を軽減できます。

なお,この章で特に断りなく「対処アクション」と表記する場合は,対処アクションの自動実行機能と手動実行機能の両方を意味しています。

図7‒1 対処アクションの自動実行の概要

[図データ]

図7‒2 対処アクションの手動実行の概要

[図データ]

対処アクションの自動実行は,次の項目を定義することによって,任意の条件で自動的にコマンドを実行できます。

また,対処アクションの実行処理でのトラブルを早期に検知できるよう,次の機能を提供しています。

〈この節の構成〉