5.4.4 セントラルスコープの監視画面の設定
セントラルスコープの監視画面([監視ツリー]画面および[ビジュアル監視]画面)の設定は,ビューアー上で監視画面を編集する作業と,マネージャーに接続して監視画面の設定更新や既存の設定を取得する作業があります。
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監視画面の編集(ビューアーのホストで編集作業)
監視画面は[監視ツリー(編集中)]画面や,[ビジュアル監視(編集中)]画面で編集をします。これらの画面は,ビューアーのホストで編集作業をします。このとき,マネージャー(JP1/IM - Manager(セントラルスコープ))には接続していません。
必要な権限
OSにログインできるユーザーであれば,編集操作ができます。JP1ユーザーの特別な権限は必要ありません。
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監視画面の設定の取得や更新(マネージャーのホストに接続して処理)
つぎのような操作をする場合,マネージャーになっているサーバに接続して処理します。
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監視ツリーを自動生成する
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監視ツリーの既存の設定を取得する
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監視ツリーの編集内容を反映する
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[ビジュアル監視]画面の既存の設定を取得する
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[ビジュアル監視]画面の編集内容を反映する
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状態変更条件の共通条件の最新データをサーバから取得する
なお,これらの作業をするときには,JP1/IM - Manager(セントラルスコープ)へログインする必要があります。[ログイン]画面が表示されるので,JP1ユーザーとしてログイン※してください。このとき,次の権限が必要です。
必要な権限
JP1/IM - Manager(セントラルスコープ)にログインするJP1ユーザーに必要な権限を次に示します。
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JP1資源グループ:JP1_Console
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JP1権限レベル:JP1_Console_Admin
また,自動生成をする場合はjp1adminユーザーでログインする必要があります。
これは,監視ツリーの自動生成のときに連携製品の定義情報をアクセスするために,JP1_Console_Admin以外の権限が必要な場合があるためです(運用上の理由でjp1adminユーザーを削除している場合は,自動生成するJP1ユーザーに,連携製品の定義情報にアクセスできる権限レベルが必要です。例えば,JP1/AJSのジョブネット情報を取得するには,ジョブネットにアクセスできる権限レベルが必要です)。
注※ [監視ツリー(編集中)]画面の[ファイル]−[ログイン情報を保持する]にチェックしておくと,一度ログインすれば,ログアウトするまでユーザー名・パスワード・接続ホスト名が保持されるため,以降のサーバ接続操作で[ログイン]画面は表示されません。
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セントラルスコープの監視画面の設定を始める前に,jp1adminユーザーのパスワード,またはJP1_Console_Admin権限を持つJP1ユーザーのユーザー名とパスワードを確認しておいてください。
- 重要
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[監視ツリー(編集中)]画面で編集した[監視ツリー]画面をサーバに更新すると,監視ノードの状態および状態変更イベントは,すべて初期状態になります。