1.3.6 JP1イベントの大量発生への対策
ある事象を契機としてJP1イベントが大量発生すると,大量発生したJP1イベントでイベント一覧が埋まってしまったり,自動的に実行されるコマンド(自動アクション)が必要以上に実行されてしまったりします。そのため,JP1イベントを正常に監視できなくなるおそれがあります。
JP1/IM - Managerは,JP1/Baseのイベント転送抑止と組み合わせることで,イベントの大量発生に次のとおり対策できます。
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JP1イベントの転送量にしきい値を設定して,エージェントでのJP1イベントの大量発生時に転送を抑止する
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エージェントで大量発生したJP1イベントをマネージャーで受信しないようにする
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指定した条件を満たすJP1イベントが大量発生したときだけ,該当するJP1イベントを一つのイベントに集約して扱う
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指定した条件を満たすJP1イベントを常に一つのJP1イベントに集約して扱う
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同一のJP1イベントをビューアーが連続で受信した場合に一つのJP1イベントに集約して表示する
JP1イベントの大量発生への対策とJP1/IM - Managerの機能との対応を次に示します。
JP1イベントの大量発生に対策することで,システムを正常に監視できます。