Hitachi

JP1 Version 13 JP1/Integrated Management 3 - Manager 導入・設計ガイド


1.2.4 再設計,再構築フェーズでの課題と統合管理製品の役割

再設計,再構築フェーズでは,システムの運用情報を基に稼働システムの性能を評価し,必要に応じてシステム構成情報を整理して,システム構成を再検討します。

特定のリソースに障害が頻発し,業務の実現に対する課題となる場合には,リソースの再配置を検討する必要があります。リソースの再配置によるシステムへの影響は,周囲のリソースだけにとどまるとは限りません。設計,構築フェーズ時のシステムの構成情報で十分にシステム構成を把握し,運用フェーズで積み上げた運用情報を基にして,適切なリソースを選択し配置しなければなりません。

図1‒5 システムの再構築

[図データ]

統合管理製品は,これまでに述べた設計,構築フェーズでの構成情報および運用フェーズでの運用情報の管理を最適化することによって,システムの再設計,再構築フェーズでも管理者を支援します。これにより,システムの再設計,再構築で管理者の負担を最小限に抑えるとともに,設計,構築,運用フェーズでの管理情報を最大限に活用できます。