付録A.3 メール通知機能を使用する場合の自動アクションの定義例(Windows限定)
自動アクションを定義する際,実行するアクションにjimmailコマンドを指定することで,自動アクションを実行する契機となったイベントの属性値を利用したメールを送信できます。実行するアクションにjimmailコマンドを指定する場合の,自動アクションの定義例を示します。自動アクションを定義する手順については,「6.2.1 イベント発行時に自動アクション機能でコマンドを実行する」を参照してください。
実行するアクションにjimmailコマンドを指定する場合の自動アクションの定義例
設定する項目 |
設定内容 |
---|---|
イベントID |
[すべて]を選択する。 |
イベント条件 |
重大度がエラーと一致する。 |
実行ユーザー名 |
jp1admin |
実行ホスト名 |
kanri |
アクション |
jimmail.exe -to user@hitachi.com -s "[重大度:$EVSEV] 障害発生通知" -b "監視対象ホストで障害が発生しました。\n---\nイベントDB内通し番号=$EVSEQNO\nイベント発生日時=$EVDATE $EVTIME\nイベントID=$EVIDBASE\n重大度=$EVSEV\nプロダクト名=$EV"PRODUCT_NAME"\nメッセージ=$EVMSG\n---\nFrom:IM-Mホスト($ACTHOST)" |
上の表のとおり自動アクションを設定した場合に送信されるメールの例を次に示します。
項目 |
内容 |
---|---|
送信元(From) |
jp1_xxx@yyy.jp |
送信先(To) |
user@hitachi.com |
メールの主題 |
[重大度:Error]障害発生通知 |
メールの本文 |
監視対象ホストで障害が発生しました。 --- イベントDB内通し番号=1234567 イベント発生日時=2014/01/01 10:00:00 イベントID=000A 重大度=Error プロダクト名=/HITACHI/XXXXX/JP1 メッセージ=監視対象ホストでシステムエラーが発生しました --- From:IM-Mホスト(kanri) |
なお,実際に自動アクションを定義する際は,大量の自動アクションが実行されることによってシステムに負荷がかからないように,イベント条件の設定内容や自動アクションの実行抑止について検討してください。
関連項目
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導入・設計ガイド 4.19.5 コマンド実行時のイベント情報引き継ぎ