付録A.1 メール通知機能の設定(Windows限定)
メール通知機能とは,JP1/IM - Managerが提供している機能の一つで,JP1/IM - Managerのjimmailコマンドを使用してメールを送信する機能です。このマニュアルでは,メール通知機能を使用してメールを送信するための設定の手順を説明します。
(1) 作成するメール環境定義ファイルの記載内容の説明
「付録A.1(2) メール環境定義ファイルを作成してメール通知機能をセットアップする(Windows限定)」で作成する,メール環境定義ファイルの設定内容の詳細を説明します。
メール環境定義ファイルの記載内容の詳細
記載内容 |
設定項目 |
説明 |
---|---|---|
From=jp1_xxx@yyy.jp |
送信元メールアドレス |
送信元のメールアドレスを1〜256バイトの範囲で1件だけ指定します。 使用できる文字は以下のとおりです。
|
SmtpServer=SMTPサーバのホスト名またはIPアドレス |
SMTPサーバのホスト名またはIPアドレス |
メール送信時に接続するSMTPサーバのホスト名またはIPアドレスを指定します。IPアドレスはIPv4だけに対応します。SMTPサーバは複数指定できません。 |
AuthMethod=SMTP |
メール送信時の認証方式 |
メール送信時にするメールサーバとの認証処理の方式を指定します。
初期値はNONEです。 |
AuthUser=認証アカウント名 |
POP before SMTP認証またはSMTP-AUTH認証で使用する認証アカウント名 |
POP before SMTP認証またはSMTP-AUTH認証で使用する認証アカウント名を指定します。 認証アカウント名は,1〜255バイトの半角文字で指定します。 初期値は空文字("")です。 |
(2) メール環境定義ファイルを作成してメール通知機能をセットアップする(Windows限定)
メール通知機能の設定をカスタマイズするためには,メール環境定義ファイルを設定する必要があります。このマニュアルでは,メールサーバにSMTP-AUTH認証で接続する場合に必要な設定手順を説明します。
前提条件
次の条件を満たす必要があります。
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SMTP-AUTH認証をサポートするメールサーバが事前に用意されている。
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メールサーバのIPアドレスがIPv4である。
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jimmailpasswdコマンドを実行するOSユーザーがAdministrators権限を所有している。
操作手順
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メール環境定義ファイルをテキストエディターで開きます。
Consoleパス\conf\mail\jimmail.conf
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メール環境定義ファイルの次に示す項目を設定します。
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From
From=jp1_xxx@yyy.jp
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SmtpServer
SmtpServer=SMTPサーバのホスト名またはIPアドレス
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AuthMethod
AuthMethod=SMTP
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AuthUser
AuthUser=認証アカウント名
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次のjimmailpasswdコマンドを実行して認証パスワードを設定します。
"Consoleパス\bin\jimmailpasswd" -p 認証パスワード
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通信環境を設定します。
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メールサーバホストの名前解決
SMTPサーバ名およびPOP3サーバ名の名前解決ができるように,jp1hostsファイル,jp1hosts2ファイル,hostsファイル,およびDNSを設定します。
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ファイアウォールの設定
jimmailコマンドとメールサーバがSMTP/POP3通信するために,ファイアウォールの通過設定をします。
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関連項目
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コマンド・定義ファイル・APIリファレンス 2. メール環境定義ファイル(jimmail.conf)
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コマンド・定義ファイル・APIリファレンス 1. jimmail(Windows限定)
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コマンド・定義ファイル・APIリファレンス 1. jimmailpasswd(Windows限定)
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構築ガイド 3.1 ホストの登録
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構築ガイド 9.3.1 ファイアウォールの基礎知識